金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

18

新聞購読のお申込み

黒田彰一氏(黒田精工元社長) 死去

日本金型工業会の会長など歴任

 日本金型工業会国際金型協会(ISTMA)、アジア金型工業会協議会(FADMA)の会長などを務め、日本のみならず世界の金型産業の発展に貢献し続けた黒田彰一氏(黒田精工最高顧問)が9月30日未明、老衰のため、死去した。96歳。葬儀は10月2、3日に新型コロナウィルスの感染状況なども鑑みて、家族葬で執り行われた。「お別れの会」が検討されている。

 東京帝国大学(現・東京大学)工学部卒業。大学在学中に18歳という若さで黒田挟範製作所(現・黒田精工)の社長に就任した。戦後、軍需が主だった同社を立ち直らせ、1961年に東証2部に上場、65年に黒田精工に社名を変更した。ゲージだけでなく、モータコア金型、平面研削盤、ボールねじなどを手掛け、専業ゲージメーカーから精密機器の総合メーカーへと成長させた。

 「個々の企業の利益より、人間にとって、または、業界全体の発展にとって、正しい行動をとりたい」と日本金型工業会の会長を2度務めた(73~75年/83~93年)ほか、ISTMAの会長(名誉会長)や、FADMAを設立し、自身も会長を務めるなど金型業界の発展のために取り組んだ。こうした功績がたたえられ、87年に藍綬褒章、95年には勲四等瑞宝章を受章した。

金型新聞 2020年11月10日

関連記事

ツバメックス 多田羅晋由社長インタビュー【特集:金型メーカーのコト売り戦略】

昨今、顧客の課題解決につながるソリューションやサービスなどを提供する金型メーカーが増えている。なぜ、従来の金型づくりだけでなく、自社が保有する技術を生かしたソリューションや、AI・IoTを活用したサービスなどを提供するの…

デジタルとアナログ融合し、型づくりの構想力鍛える 八光技研【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

技術者育成、生産性向上に貢献 開発試作プレス部品の金型、プレス、レーザー加工まで一貫して手掛ける八光技研。アナログとデジタルを融合させる解析ソフトの活用術で、育成や大幅な生産性向上に役立てている。 同社はレーザー加工技術…

コアコンセプトテクノロジー CTO 田口紀成氏に聞く
〜DXがなぜ必要か〜

 あらゆる業界で叫ばれているDX(デジタルトランスフォーメーション)。各企業には、デジタル技術を使い、ビジネスモデルや組織、働き方など会社そのものの構造を大きく変えていくことが求められている。金型業界も例外ではない。次代…

平和電機 工業用ヒーターの技術集団[金型応援隊]

射出成形機や押出成形機、各種金型に欠かせないもの、それは工業用ヒーターだ。バンドヒーターやマイクロシーズヒーター、カートリッジヒーターなど工業用ヒーターを手掛ける平和電機は長年培ってきたノウハウを活かし、顧客の課題解決に…

【この人に聞く】マーポス、マルコ・ゾーリ社長

 今年、日本法人設立50周年を迎えたマーポス(東京都大田区、03 -3772-7011)。精密計測機器を手掛け、特に金型分野ではタッチプローブやレーザーによる工具やワークの計測などで、日本の金型づくりを支えてきた。近年は…

トピックス

関連サイト