金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

11

新聞購読のお申込み

黒田彰一氏(黒田精工元社長) 死去

日本金型工業会の会長など歴任

 日本金型工業会国際金型協会(ISTMA)、アジア金型工業会協議会(FADMA)の会長などを務め、日本のみならず世界の金型産業の発展に貢献し続けた黒田彰一氏(黒田精工最高顧問)が9月30日未明、老衰のため、死去した。96歳。葬儀は10月2、3日に新型コロナウィルスの感染状況なども鑑みて、家族葬で執り行われた。「お別れの会」が検討されている。

 東京帝国大学(現・東京大学)工学部卒業。大学在学中に18歳という若さで黒田挟範製作所(現・黒田精工)の社長に就任した。戦後、軍需が主だった同社を立ち直らせ、1961年に東証2部に上場、65年に黒田精工に社名を変更した。ゲージだけでなく、モータコア金型、平面研削盤、ボールねじなどを手掛け、専業ゲージメーカーから精密機器の総合メーカーへと成長させた。

 「個々の企業の利益より、人間にとって、または、業界全体の発展にとって、正しい行動をとりたい」と日本金型工業会の会長を2度務めた(73~75年/83~93年)ほか、ISTMAの会長(名誉会長)や、FADMAを設立し、自身も会長を務めるなど金型業界の発展のために取り組んだ。こうした功績がたたえられ、87年に藍綬褒章、95年には勲四等瑞宝章を受章した。

金型新聞 2020年11月10日

関連記事

金型磨きロボット開発<br>近畿大学・理工学部 原田 孝教授

金型磨きロボット開発
近畿大学・理工学部 原田 孝教授

パラレルで力制御、高速・高精度  金型を自動で磨くロボットはかねてから望まれ、機械メーカーや研究機関が開発に挑んできた。近畿大学理工学部の原田孝教授もそのひとり。昨年、パラレルリンクやDDモータにより微妙な力加減を緻密に…

【鳥瞰蟻瞰】長野県南信工科短期大学校 准教授・中島 一雄氏「調べ、試し、失敗を繰り返しながら挑戦」

技術者の教育には考えさせることが重要DXで一層必要になる 分かっているものに取り組んでいても技術者としての成長はありません。自らで調べ、試し、失敗を繰り返しながら挑戦していくことこそが技術者の根幹であり、何よりも重要なこ…

日進工具が展示会

後藤社長に聞く 見どころと狙い  12年ぶりに日進工具が精密微細加工に特化したプライベートショー「NSTOOLプライベートショー2020精密・微細加工技術展」。小径エンドミルはもとより、微細加工機、治具、そして切削加工ユ…

芝浦機械 工作機械カンパニー
工作機械技術部第一開発課 シニアエキスパート 天野 啓氏
〜鳥瞰蟻瞰〜

目指すは「恒・高精度化」 それを見極められる人の育成が、より重要に  超精密金型の世界で目指すべきは「加工工程の『恒・高精度化』」だと考えています。どこで成形しても高い水準で同じ品質が得られること。つまり、高いレベルでの…

この人に聞く
オークマ 家城 淳社長に聞く

 令和元年に新社長に就任したオークマ・家城淳社長。市場が不透明化している中、「機電情知一体」「日本で作って世界で勝つ」を掲げるオークマの今後について家城社長の思いを聞いた。  家城淳社長愛知県出身。85年大隈鉄工所(現オ…

トピックス

関連サイト