トライ後の改修減らし生産性アップ 自動車の骨格部品などのプレス金型を手掛ける南工は昨年、解析速度の速いプレスシミュレーションソフトを導入した。短期間で高精度の塑性変形予測を割り出し、設計品質を高め、トライ後の改修時間も短…
切削油をオーダーメイド
サンコーオイル

「お客様が求める油を作りたい」と語るのは、サンコーオイルの菅大祐専務。同社ではユーザーが求める価格帯や性能、さらには環境への影響まで考慮し、オーダーメイドで切削油の製造を行い、好評を得ている。

切削油のオーダーメイドは、事業を始めたころからやってきた。ただし、あくまでも既製品では対応できない要求に対する、その場限りの対策という意味しかなかった。
しかしこの「オーダーメイド」が、多くのユーザーに喜ばれた。徐々に増えていく「自社用の切削油を作って欲しい」という声を聴き、これこそが自社の強みだと思った。
「何かひとつでも課題があるのなら、一度相談してほしい。安くすることから生産性を上げることまで、ユーザーに必要な性能を一緒に考えていきたい」(菅専務)。
- 本社 : 大阪府泉大津市我孫子173‐1
- 電話 : 0725-23-7790
- 代表者 : 菅良行社長
- 事業内容: 潤滑油・金属加工油・防錆油・プレス油その他製造・販売
- 従業員 : 6人
- 設立 : 1987年
金型新聞 2020年12月10日
関連記事
特集 次世代車で変わる駆動部品の金型(バッテリー、モータ、電子部品) 「自動車向けの金型を手掛ける企業は今後、バッテリー、モータ、電子部品、この3部品に携わっていないと生き残れない時代になる」と話すのはプレ…
会社の未来を考え新規事業に挑戦やってみなければ分からない 金型メーカーに生産計画はありません。受注産業で顧客次第ですから。「来月どうしようか」。これを毎月のように繰り返しています。当社も創業から46年間、同じように事業を…
自動車の電動化(EV化)に伴い、ものづくりも大きな変革期を迎えている。従来のエンジン車には搭載されなかった電動化部品の需要が高まり、新規需要の取り込みが部品メーカー各社の大きな課題となっている。その中、ハイテン材加工の車…
米に工場、生産力強化 自動車ボディ向けプレス金型を手掛けるオギハラの社長が今年1月に交代した。新社長はアメリカ現地法人副社長の長谷川和夫氏。製造部門を経験し、長く海外畑を歩み、海外自動車メーカーの金型調達や開発にも携わ…


