金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

02

新聞購読のお申込み

旭日小綬章を受章
日本金型工業会元会長 牧野 俊清 氏

 2020年の秋の叙勲で、日本金型工業会の元会長の牧野俊清氏(長津製作所会長)が旭日小綬章を受賞した。

 1948年生まれ、74年に東京工業大学を卒業。エンジニアリング会社勤務を経て、83年長津製作所入社、89年に社長、2001年に会長に就任した。中国を始めフィリピンなど同社の海外展開を積極的に進めた。

 一方、日本金型工業会では00年に理事、13年に会長に就任。14年には「攻める金型経営」を掲げた新金型産業ビジョンを作成に尽力した。また、日本金型工業健康保険組合や、日本金型工業厚生年金基金(現日本金型工業企業年金基金)の理事を長年務めた。こうした金型業界の発展に寄与した功績が認められた。

 牧野会長は「私個人がではなく、これまで関わらせて頂いた金型業界を代表したものと受けとめています。今後も微力ながら、存在感ある金型を開発、提供できる業界であり続けるよう、微力を尽くしたい」と話した。

金型新聞 2020年12月10日

関連記事

ダイジェット工業 〜金型の底力〜

超硬直彫りで「脱匠の技」新素材金型で次世代車市場へ  金型メーカーには切削工具でお馴染みのダイジェット工業は、自動車部品などの鍛造金型メーカーでもある。金型づくりでいま取り組んでいるのが超硬金型の直彫り加工。匠の仕上げの…

オオイテック 拡大する需要に対応し、ハイテン材向け金型に特化【Innovation〜革新に挑む〜vol.5】

自動車の骨格部品のプレス金型を手掛けるオオイテック。特に高張力鋼板(ハイテン材)向け金型を得意とし、豊富な実績を持つ。軽量化ニーズによってハイテン材の需要が増加する中、生産性のさらなる向上を図り、ビジネスの拡大を狙う。M…

海外人材の採用と育成の心得 佐藤 修一氏(東栄精工 社長)【この人に聞く】

人手不足や採用難で悩む金型メーカーは多い。対応策として海外人材や女性など多様な人材活用の重要性が指摘されている。しかし、そうした人材を生かすには職場の環境や社員の意識を変えるなど簡単ではない。プラスチック金型メーカーの東…

JIMTOF2016<br>ものづくりの新潮流

JIMTOF2016
ものづくりの新潮流

IoT、自動化など続々  日本最大の工作機械見本市「JIMTOF2016」が11月17日から22日の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。今回は過去最多の969社が世界中から集まり、最新の機械や機器、工具…

国産合金 金型メンテナンスサービスを開始

超硬合金製品メーカーの国産合金(横浜市戸塚区、山下祐社長)は今年3月、金型のメンテナンスサービス事業を開始した。さび落としや部品交換、グリースアップなどを手掛ける他、図面データのない金型を再生するリバースエンジニアリング…

トピックス

関連サイト