金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

21

新聞購読のお申込み

置き薬ならぬ置き工具
トラスコ中山

工具の在庫切れ防ぐ

工具を使う時にバーコードで読み込む

 機械工具商社のトラスコ中山は、金型製造業や部品加工業など超硬チップを多く消費する現場で、使った分だけ切削工具の費用を請求する置き薬のようなサービス「MROストッカー」の切削工具版を開始した。ユーザーは在庫を持つ必要がなく、工具の管理コスト削減につながるほか、急な工具の在庫切れを防ぐことができる。

 まず、ユーザーはトラスコ中山と工具販売店と協議して、頻繁に使う工具や、在庫切れしては困る工具などを選択する。本数や種類は同社が扱う7万5000アイテムの中から自由に選べる。その工具を無料の専用の工具箱(写真)に収納する。工具を使う時に、スマートフォンにダウンロードした専用のアプリでバーコードを読み込む。

 使った工具のデータはトラスコ中山と工具販売店がリアルタイムで共有し、工具の補充や販売店、棚卸しはトラスコ中山が行う。在庫はトラスコ中山の資産のため、使った分だけ販売店から費用を請求される仕組み。ユーザーは在庫負担不要で、急な在庫切れや工具を探すなど管理コストが省ける。

 オレンジブック.Comを使えば、常備していない切削工具でも、同社が在庫する7万5000アイテムから取り寄せが可能。夕方5時までに注文すれば翌日には到着する。

 トラスコ中山は「オレンジブック」で知られるカタログ販売を展開する機械工具商社。全国26か所の物流拠点を持ち、約50万アイテムを在庫する。

 その在庫と物流力を活かし、今年初めに工場に必要な製品を常備する工具棚「MROストッカー」を開始。今回のサービスはその切削工具版で、同社では「即納が必要な切削工具がMROストッカーに最適でユーザー様の利便性の向上につながると思う」としている。

金型新聞 2020年12月10日

関連記事

「金型技術展2022」が出展者募集、6月10日まで

金型企業とユーザーをマッチング 大阪産業局は、8月26日に大阪産業創造館(大阪市中央区)で開催する「金型技術展2022」の出展者を募集している。金型メーカーや金型加工に関連する企業が対象(40社)で、費用は3万円(消費税…

【新社長に聞く】共和工業・熊谷勇介社長「金型通じ、顧客の夢カタチに 」

くまがい・ゆうすけ1985年大東文化大学経済学部卒、同年共和工業入社。2013年海外営業部長、20年常務執行役員社長補佐、新潟県三条市出身、58歳。 大型の樹脂型を手掛ける地元三条市の共和工業に入社したのは1985年。以…

座談会 アイキャッチ

【座談会】金型メーカー・自動車メーカーが語る
次世代自動車の登場で金型づくりはどう変わるのか
ー2030年の金型業界ー 第1部

アルミ、樹脂など軽量化の流れ加速  次世代型自動車の登場が金型業界に及ぼす影響を懸念する声は少なくない。「電気自動車(EV)でエンジンはどれほど減るのか」、「アルミや樹脂は増えるのか」などの疑問は尽きない。そこで本年の新…

NPOアジア金型産業フォーラム 脱下請けの現状と展望 1月27日オンラインで

NPOアジア金型産業フォーラムは1月27日、オンラインで脱下請けの現状と展望について講演会を開く。講師は日本金型工業会で学術顧問を務める横田江悦二郎氏で、「日本のものづくりは世界一=日本の金型は世界一」をテーマに講演する…

この人に聞く
パンチ工業 森久保 哲司 社長

ものづくりへの回帰 昨年11月、パンチ工業(東京都品川区、03-6893-8007)の社長に就任した。「ものづくりへの回帰」を掲げ、商品開発や加工技術のレベルアップなどに取り組み、今まで以上にユーザーの要求に応えていく考…

トピックス

関連サイト