金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

04

新聞購読のお申込み

置き薬ならぬ置き工具
トラスコ中山

工具の在庫切れ防ぐ

工具を使う時にバーコードで読み込む

 機械工具商社のトラスコ中山は、金型製造業や部品加工業など超硬チップを多く消費する現場で、使った分だけ切削工具の費用を請求する置き薬のようなサービス「MROストッカー」の切削工具版を開始した。ユーザーは在庫を持つ必要がなく、工具の管理コスト削減につながるほか、急な工具の在庫切れを防ぐことができる。

 まず、ユーザーはトラスコ中山と工具販売店と協議して、頻繁に使う工具や、在庫切れしては困る工具などを選択する。本数や種類は同社が扱う7万5000アイテムの中から自由に選べる。その工具を無料の専用の工具箱(写真)に収納する。工具を使う時に、スマートフォンにダウンロードした専用のアプリでバーコードを読み込む。

 使った工具のデータはトラスコ中山と工具販売店がリアルタイムで共有し、工具の補充や販売店、棚卸しはトラスコ中山が行う。在庫はトラスコ中山の資産のため、使った分だけ販売店から費用を請求される仕組み。ユーザーは在庫負担不要で、急な在庫切れや工具を探すなど管理コストが省ける。

 オレンジブック.Comを使えば、常備していない切削工具でも、同社が在庫する7万5000アイテムから取り寄せが可能。夕方5時までに注文すれば翌日には到着する。

 トラスコ中山は「オレンジブック」で知られるカタログ販売を展開する機械工具商社。全国26か所の物流拠点を持ち、約50万アイテムを在庫する。

 その在庫と物流力を活かし、今年初めに工場に必要な製品を常備する工具棚「MROストッカー」を開始。今回のサービスはその切削工具版で、同社では「即納が必要な切削工具がMROストッカーに最適でユーザー様の利便性の向上につながると思う」としている。

金型新聞 2020年12月10日

関連記事

金型保全技術者育成講座
20年度、受講者が成果発表

大分の金型技術底上げへ  大分県で操業する自動車部品メーカーの技術者が金型の保全技術を学ぶ「金型保全技術者育成講座」の2020年度のカリキュラムが終了した。12月12日、大分県立工科短期大学校(大分県中津市)で修了式が開…

日本金型工業会西部支部 オンラインセミナーを開催

日本金型工業会西部支部 オンラインセミナーを開催

コロナ禍に対応する活動を  日本金型工業会西部支部(山中雅仁支部長・ヤマナカゴーキン社長)は7月30日、オンラインセミナーを開いた。伊吹機械の伊吹宏一社長が登壇し、自社の金型製作の取り組みを解説した。  冒頭のあいさつで…

この人に聞く2016 <br>かしこい 金型研究会 高橋 百利会長

この人に聞く2016
かしこい 金型研究会 高橋 百利会長

もの言う金型づくり 必要な情報を金型が収集  クライムエヌシーデー(相模原市南区)や慶応義塾大学などは共同で、IT技術を生かし、プレス金型に新たな価値を加える研究を行う「かしこい金型研究会」を立ち上げた。あらゆるものがネ…

東京光電 離型剤の希釈率を数値化 鋳造・ダイカストの品質安定

照度計などを手掛ける東京光電(東京都足立区、03-5613-7555)が、離型剤希釈倍率計の拡販に注力している。ダイカスト・鋳造メーカーなどを中心に提案を強化。これまで正確に把握することが難しかった離型剤の希釈率や液濃度…

日本精機 水管内部の形状を崩さない化学研磨液を開発

日本精機(愛知県名古屋市、052-736-0611)は、金属3Dプリンタで造形した水管内部の形状を崩すことなく、面粗度も改善できる化学研磨液「N FCP100」を開発した。プリンタで造形した金型以外の水管研磨にも有効で、…

トピックス

関連サイト