金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

25

新聞購読のお申込み

置き薬ならぬ置き工具
トラスコ中山

工具の在庫切れ防ぐ

工具を使う時にバーコードで読み込む

 機械工具商社のトラスコ中山は、金型製造業や部品加工業など超硬チップを多く消費する現場で、使った分だけ切削工具の費用を請求する置き薬のようなサービス「MROストッカー」の切削工具版を開始した。ユーザーは在庫を持つ必要がなく、工具の管理コスト削減につながるほか、急な工具の在庫切れを防ぐことができる。

 まず、ユーザーはトラスコ中山と工具販売店と協議して、頻繁に使う工具や、在庫切れしては困る工具などを選択する。本数や種類は同社が扱う7万5000アイテムの中から自由に選べる。その工具を無料の専用の工具箱(写真)に収納する。工具を使う時に、スマートフォンにダウンロードした専用のアプリでバーコードを読み込む。

 使った工具のデータはトラスコ中山と工具販売店がリアルタイムで共有し、工具の補充や販売店、棚卸しはトラスコ中山が行う。在庫はトラスコ中山の資産のため、使った分だけ販売店から費用を請求される仕組み。ユーザーは在庫負担不要で、急な在庫切れや工具を探すなど管理コストが省ける。

 オレンジブック.Comを使えば、常備していない切削工具でも、同社が在庫する7万5000アイテムから取り寄せが可能。夕方5時までに注文すれば翌日には到着する。

 トラスコ中山は「オレンジブック」で知られるカタログ販売を展開する機械工具商社。全国26か所の物流拠点を持ち、約50万アイテムを在庫する。

 その在庫と物流力を活かし、今年初めに工場に必要な製品を常備する工具棚「MROストッカー」を開始。今回のサービスはその切削工具版で、同社では「即納が必要な切削工具がMROストッカーに最適でユーザー様の利便性の向上につながると思う」としている。

金型新聞 2020年12月10日

関連記事

UMモールドフェア出展企業・出品製品

UMモールドフェア出展企業・出品製品

【Breakthrough!】ワイヤ放電加工

ワイヤ放電の進化が止まらない。機構や電源の刷新で、高精度化や効率化は加速。中子抜きや、ワーク搬送、自動結線など自動化のアプリケーションが増加している。最近では、IoT技術を活かした最適な稼働管理などが登場している。さらに…

創業70周年を機に 社名をSEAVACに
清水電設工業

 清水電設工業(兵庫県尼崎市、06・6488・1501、清水博之社長)は4月1日、創業70周年を機に社名をSEAVAC(シーバック)に変更した。長年使ってきたブランド名と社名を同じにすることで、ユーザーへの更なるブランド…

SEAVAC 金型向け被膜2種開発

膜厚2倍で寿命2倍も SEAVAC(兵庫県尼崎市、06・6488・1501)は金型向けのPVDコーティング「ZERO-Ⅰ(ゼロワン)」に、膜厚を2倍にした「ゼロワンW(ダブル)」と、潤滑性を高めた「ゼロワンPLUS(プラ…

フジ 金属AMで純タン造形、造形部位に積層可能

金型の耐久性向上 鋳造金型メーカーのフジ(埼玉県川口市、 048・224・7161)はこのほど、金属積層造形(金属AM)で純タングステンの造形に成功した。金属粉末を溶融しながら積層するDED(ダイレクト・エナジー・デポジ…

トピックス

関連サイト