2022年10月12〜14日開催 日本包装技術協会(磯崎功典会長・キリンホールディングス社長)は、2022年10月12日~14日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「TOKYO PACK 2022(2022東京…
インターモールド名古屋 総集編
金型加工技術の専門展「インターモールド名古屋」(日本金型工業会主催)が6月21~23日の3日間、ポートメッセ名古屋(名古屋市港区)で開催された。工作機械や切削工具、金型メーカーなど338社・団体が492小間に出展した。金型メーカーなど2万6766人(速報値)が来場した。
段取りや補修を自動化
展示で目立ったのは、属人化を解消する技術。新日本工機は加工前の段取りから加工後の補修、判定までを自動化する「金型加工自動化ソリューション」を紹介。ゴーショーは切削、研削が1台で可能な5軸加工機を展示し、荒~仕上げをワンチャッキングで加工できる技術を紹介した。
東海理化SmartCraftは工具の焼き嵌め工程を自動化する装置を展示。共和電業は金型やプレス機に格子柄のシートを張り付け、それを高精度カメラ撮像することで、プレス機全体の挙動を把握できるシステムを展示した。
ソフトウエアでは、応用技術がこれまでCAMごとに管理・登録されていた工具情報や切削条件、加工工程などを一元化できるシステム「MillEdge.hub(ミレッジハブ)」を紹介した。MAZINは金型内部の変化から成形品の良否判定を行い、成形条件を自動で調整するAIを展示した。
金型2社が共同出展
また、自動車の大型部品を一体成形するダイカスト技術「メガキャスト」を意識した展示も見られた。米谷製作所と共和工業は共同で出展し、同技術に対応した金型技術をアピールした。プロテリアルは強度や靭性を向上させたダイカスト金型用鋼の新材種「DAC‐i」を紹介。新日本工機もダイカスト金型のワークピースを展示し、大型の5軸加工機などを訴求した。
省エネ性能さらに向上
その他、環境対応技術も注目を集めた。牧野フライス製作所は工場環境に合わせた最適化制御によって消費電力を削減する機能「eSTABILIZER(イースタビライザー)」を搭載した立形5軸マシニングセンタ「V56iPLUS」を展示。カナックは同社独自のガス窒化処理「カナック処理」を施すことによるCO2削減効果をアピールした。
会場内ではカーボンニュートラルをテーマとした講演会や、金型メーカーやプレス加工メーカーの若手によるパネルディスカッションなども行われ、立ち見を含む聴講者でにぎわった。
金型新聞 2023年7月10日
関連記事
3年ぶりの名古屋開催となるインターモールド。今回は300社近くのメーカーが出展し、自社技術を披露する。微細や大型対応の工作機械、自動化に貢献する治具、効率的な設計を可能にするソフト、高精度、高効率加工に対応する工具など、…
セミナー[交流センター3階会議ホール/定員250人/聴講無料] テーマ「自動車」 クルマ作りの概念が変わる 講演①「カーボンニュートラルを見据えたモノづくりの進化」 日時:10月20日(水) 13:00~14:00 講師…
アジア最大級の金型展示会 アジア最大級の金型関連の専門展示会「インターモールド タイランド2024」(主催:Reed Tradex[RX])が6月19~22日の4日間、タイのバンコク国際貿易展示場で開催される。最新の金型…
特設サイトで3月15日から インターモールド振興会(大阪市中央区、06-6944-9911)は、4月20日に開幕する金型加工技術展「インターモールド2022」(インテックス大阪)に先駆けて、2つのオンライン展を3月15日…