3Dプリンタを製造装置として利用したいという要望が急速に増えている。また、製造DX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートする重要な技術のひとつとして、再度注目を集めている。本稿では製造活用の中でも、真空成形におい…
松野金型製作所 顧客レビューサイト「金型ミシュラン」を開始
顧客から正当な評価を

プラスチック金型メーカーの松野金型製作所(佐賀県基山町、0942・81・7000)は、ユーザーから自社の金型を評価してもらうビューサイト「松野金型ミシュラン」を開始した。評価を社内の改善に活かすほか、評価をホームページ上で公開することで、新規顧客の開拓につなげる。
金型のファーストトライ時に、評価アンケートを顧客に送付。品質、価格、納期、社員対応、総合評価の5つの項目を5点満点で評価してもらう。ファーストトライにしたのは「修正など入ると金型そのものの評価とは言えなくなる」(松野会長)ためだ。加えて、型種別やサイズ別などの評価も公表している。
評価が届くと、自動的にホームページにその情報がアップされる(写真)。社名は出ないが、顧客は自社が出した情報を即座に確認できる。開始したばかりなので、現在は32型(6月26日現在)だが、「継続していく予定で、多ければ多いほど評価の信頼性が高まる」(松野会長)という。
評価情報は社内のモチベーションアップや改善に活かすほか、新規開拓にもつなげる考え。松野会長は「飲食のレビューサイトでも同じだが、新規顧客は当社を選ぶ時に他社の評価は参考になるはず」と話す。
将来的に、要望があれば同システムを外部にも開放する考え。松野会長は「当社だけでなく、他社も評価してもらうことで、顧客も金型メーカーを選びやすくなる。ひいては、日本の金型を正当に評価してもらうことにつなげたい」としている。
金型新聞 2023年7月10日
関連記事
「ロギング装置」 サーボプレスや卓上プレス機などの製造・販売を手掛けるシージーケー(広島市佐伯区、0829・86・2061)は4月25日、レーザー光の反射を利用してプレスの下死点位置を計測しロギング(記録)する「下死点…
夏の節電対策に フクハラ(横浜市瀬谷区、045-363-7373)はこのほど、圧縮空気用オイルミスト除去装置「オイル・バスター」で、第三者認証機関のテュフラインランドジャパン(同港北区)から最高の清浄等級「ISO8573…
錆など母材傷付けず除去 中国・深圳JPTオプトエレクトロニクス社の日本法人、日本JPT(横浜市港北区、045-534-8568)が金型向けにレーザークリーニング装置の販売を強化している。昨年からレーザー出力100Wタイプ…
金型製作における時間とコストのボトルネックの一つがNCプログラム作成。今なおノウハウを持つ技能者が手間をかけて作成することが殆どだ。だがアルムが開発したソフトウェア「ARUMCODE1(アルムコードワン)」は人工知能(A…


