金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

14

新聞購読のお申込み

アイジーエヴァース 本社工場を新築移転

自動化・省人化を促進

自動車部品の各種金型や試作部品を手掛けているアイジーエヴァース(愛知県刈谷市、0566・21・3287)は、刈谷市の半城土町に新本社工場を新築移転した。省人化・自動化を図る最新鋭の同時5軸加工機やパレットチャンジャーの導入をはじめ、恒温工場化を図り、需要が高まる高精度・高難度の加工ニーズに応える。さらに、働きやすい職場・工場の環境を整え、BCP対策として海抜12mの立地に建設。得意とする高難度な加工技術をもとに、2030年に売上高25億円を目指す。

新本社工場は敷地面積7435㎡、建築面積2625㎡の2階建て。1階は高精度な加工を行う恒温工場と小ロットな加工を行う加工工場に分かれる。恒温工場には同時5軸加工機に6パレット搭載のパレットチェンジャーを備えた自動化ラインを3台設置。稲垣徹也社長は「これをドリームラインと呼んでいる。多品種・単品加工を自動化し、最大18種のワークを夜間や休日、大型連休も稼働し生産性向上を図る」とリードタイムの短縮やコスト低減を進める。

また、工場の床はアクアブルーに統一し、清潔感のある落ち着いた作業環境を整えた。2階には事務室や食堂兼多目的ホール(最大130人収容)を設置。広々した空間で装飾に自然と調和する木目調やカフェテリア風を取り入れた。「旧本社は手狭になり、事務室やCAD/CAM室など広い空間で働きやすい環境にしたかった」と稲垣社長。特に力を入れたのはトイレで、広く優雅な空間にこだわった。「トイレは重要。現代ではブランディングの1つになり、刈谷ハイウェイオアシスを彷彿させる空間にした」。

同社は近年、自動車のEV化でモーター用高精度金型や高難易度な加工の試作部品を手掛けている。だが、稲垣社長はその先の未来を見据える。「自動車を柱としつつ、新たな柱作りも必要。金型で培った高精度・高難度な加工技術を磨いてきた。将来はそのコア技術を活かし、新分野で様々な企業との連携も視野に、加工技術を活かした新商品作りにも挑戦したい」と次なる目標を熱く語った。

金型新聞 2023年10月10日

関連記事

【金型の底力】ペッカー精工 新素材、自社製品の開発に力

デザインから量産まで新素材、自社製品の開発に力  デザインから試作、金型、量産まで、ものづくりの一連工程を一貫して請け負うことができるペッカー精工。金型にこだわらず事業領域を広げてきたことによって、他社にはない“総合力”…

黒田精工 世界最大級のプレス機本格稼働

モーターコアの大型化に対応 モーターコア用の金型などを手掛ける黒田精工(川崎市川崎区・044・555・3800)は世界最大級のプレス機の本格稼働を開始した。モーターコアの複雑化で大型化する金型に対応する。複雑なモーターコ…

ストーブリ 金型交換の段取り改善 【金型応援隊】

ストーブリ(スイス)の金型用マルチカップリングシステム「MCIシリーズ」は、量産型、支給型、サービス型にも対応可能な金型温調用マルチカップリングだ。 キャビ・コア20本のカップリングの着脱に、5分必要としていたものを10…

松村精型 見積効率化や戻りない金型づくり【特集:デジタル活用術】

作業を細分化し、デジタル管理 低圧鋳造やダイカスト金型を手掛ける松村精型は、加工や設計などの作業単位を細分化し、コード化して管理している。作業ごとの分析や改善を徹底し、手戻りのない金型づくりを進めるほか、コードに製造コス…

ヤマト技研 設備投資、加工技術力を向上し、新規分野の加工ニーズに対応【Innovation〜革新に挑む〜vol.7】

プレス用金型の設計・製作を中心に事業を展開するヤマト技研。近年は金型のメンテナンスや部品加工なども手掛け、事業領域を拡大する。新規分野のニーズに対応するため、プレス成型解析や、同時5軸マシニングセンタ(MC)、5面門型M…

トピックス

関連サイト