リョービは3月17日、菊川工場(静岡県菊川市)に導入した6500tのダイカストマシンを稼働させた。まずはギガキャスト向けの試作をメインに請け負い、砂鋳物から試作までを自動車メーカーらに提案する。金型工場も併設。当初は仕上…
アイジーエヴァース 本社工場を新築移転
自動化・省人化を促進
自動車部品の各種金型や試作部品を手掛けているアイジーエヴァース(愛知県刈谷市、0566・21・3287)は、刈谷市の半城土町に新本社工場を新築移転した。省人化・自動化を図る最新鋭の同時5軸加工機やパレットチャンジャーの導入をはじめ、恒温工場化を図り、需要が高まる高精度・高難度の加工ニーズに応える。さらに、働きやすい職場・工場の環境を整え、BCP対策として海抜12mの立地に建設。得意とする高難度な加工技術をもとに、2030年に売上高25億円を目指す。

新本社工場は敷地面積7435㎡、建築面積2625㎡の2階建て。1階は高精度な加工を行う恒温工場と小ロットな加工を行う加工工場に分かれる。恒温工場には同時5軸加工機に6パレット搭載のパレットチェンジャーを備えた自動化ラインを3台設置。稲垣徹也社長は「これをドリームラインと呼んでいる。多品種・単品加工を自動化し、最大18種のワークを夜間や休日、大型連休も稼働し生産性向上を図る」とリードタイムの短縮やコスト低減を進める。
また、工場の床はアクアブルーに統一し、清潔感のある落ち着いた作業環境を整えた。2階には事務室や食堂兼多目的ホール(最大130人収容)を設置。広々した空間で装飾に自然と調和する木目調やカフェテリア風を取り入れた。「旧本社は手狭になり、事務室やCAD/CAM室など広い空間で働きやすい環境にしたかった」と稲垣社長。特に力を入れたのはトイレで、広く優雅な空間にこだわった。「トイレは重要。現代ではブランディングの1つになり、刈谷ハイウェイオアシスを彷彿させる空間にした」。
同社は近年、自動車のEV化でモーター用高精度金型や高難易度な加工の試作部品を手掛けている。だが、稲垣社長はその先の未来を見据える。「自動車を柱としつつ、新たな柱作りも必要。金型で培った高精度・高難度な加工技術を磨いてきた。将来はそのコア技術を活かし、新分野で様々な企業との連携も視野に、加工技術を活かした新商品作りにも挑戦したい」と次なる目標を熱く語った。
金型新聞 2023年10月10日
関連記事
ノヅックは、完成品メーカーと金属加工会社をつなぐ「モノづくり支援」事業を手掛ける。金型製作の依頼では、プレスやプラスチックなど種類に応じて対応可能な協力会社に加工を委託。製造された金型や金型部品は同社が検査し、メーカーに…
金型の付加価値を追求 キヤノングループで500人の従業員を抱える国内最大手のプラスチック用金型メーカー、キヤノンモールド。茨城県内に2つの生産拠点を構え、キヤノン製品向けの金型の他、自動車部品や医療機器など幅広い分野の金…
成形の一貫生産で活路新工場で車部品やマグネット製品 三嶋彫刻は今から55年前、金型刻印のメーカーとして創業した。彫刻の精密加工技術を生かし、金型部品や金型、成形も手掛け、事業を伸ばした。しかし近年、日本の金型には強い向…
バングラデシュ企業との提携先を募集 製品開発支援、成形・金型の若手技術者育成事業を手掛けるIMS(大阪市平野区、06-6743-7893)は、製造業から飲食業など幅広い業種を手掛けるバングラデシュの老舗財閥企業と顧問契約…


