部品開発や共同研究 2014年に共和工業が三井化学グループに入ってから9年。グループ内で共同開発した部品が自動車メーカーに採用されたり、共同研究を進めたり、協業による相乗効果を高めている。近年は住宅設備部品開発でも手を組…
アイジーエヴァース 本社工場を新築移転
自動化・省人化を促進
自動車部品の各種金型や試作部品を手掛けているアイジーエヴァース(愛知県刈谷市、0566・21・3287)は、刈谷市の半城土町に新本社工場を新築移転した。省人化・自動化を図る最新鋭の同時5軸加工機やパレットチャンジャーの導入をはじめ、恒温工場化を図り、需要が高まる高精度・高難度の加工ニーズに応える。さらに、働きやすい職場・工場の環境を整え、BCP対策として海抜12mの立地に建設。得意とする高難度な加工技術をもとに、2030年に売上高25億円を目指す。

新本社工場は敷地面積7435㎡、建築面積2625㎡の2階建て。1階は高精度な加工を行う恒温工場と小ロットな加工を行う加工工場に分かれる。恒温工場には同時5軸加工機に6パレット搭載のパレットチェンジャーを備えた自動化ラインを3台設置。稲垣徹也社長は「これをドリームラインと呼んでいる。多品種・単品加工を自動化し、最大18種のワークを夜間や休日、大型連休も稼働し生産性向上を図る」とリードタイムの短縮やコスト低減を進める。
また、工場の床はアクアブルーに統一し、清潔感のある落ち着いた作業環境を整えた。2階には事務室や食堂兼多目的ホール(最大130人収容)を設置。広々した空間で装飾に自然と調和する木目調やカフェテリア風を取り入れた。「旧本社は手狭になり、事務室やCAD/CAM室など広い空間で働きやすい環境にしたかった」と稲垣社長。特に力を入れたのはトイレで、広く優雅な空間にこだわった。「トイレは重要。現代ではブランディングの1つになり、刈谷ハイウェイオアシスを彷彿させる空間にした」。
同社は近年、自動車のEV化でモーター用高精度金型や高難易度な加工の試作部品を手掛けている。だが、稲垣社長はその先の未来を見据える。「自動車を柱としつつ、新たな柱作りも必要。金型で培った高精度・高難度な加工技術を磨いてきた。将来はそのコア技術を活かし、新分野で様々な企業との連携も視野に、加工技術を活かした新商品作りにも挑戦したい」と次なる目標を熱く語った。
金型新聞 2023年10月10日
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