小中学生を対象 キットで楽しく体験 岐阜工業高校(岐阜県羽島郡笠松町、058-387-4141)は8月11~12日、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で「ものづくり見本市」を開催する。 「振動でスケートする飛行機の製作」や「…
日本金型工業会 新春金型座談会を開催
若手経営者が金型業界の今後を占う
日本金型工業会は1月9日にオンラインウェビナー「新春金型座談会」を開催した。横田悦二郎氏(日本金型工業会学術顧問)による講演後、大場総一郎氏(狭山金型製作所)、武原謙二氏(ナガラ)、中村稔氏(ニッシン・パーテクチュアル)、平岡良介氏(平岡工業)、松井大介氏(阪村エンジニアリング)の若手経営者5名が参加し、パネルディスカッションを行った。
まず講演で横田氏は国際的な製造業界をとりまく環境について、中国経済の停滞とグローバルサウスの台頭、生成AI技術の発展によるビジネス環境の激変を指摘。今後の金型業界の戦略目標として、積極的な新技術の開発で金型の価値向上を図り、マスコミへの発信と官庁との連携強化などを通して業界のブランド力を高めるべきだとした。

武原氏は半導体不足による新車開発の延期の煽りを受け「この2年間の業績は厳しいものだった」と報告。厳しい景気情勢を踏まえ、中村氏は「金型メーカーは自動車業界の動向に景気が左右されやすいので、他分野の産業にアンテナを張る必要がある」と述べ、その上で生成AIやフェムト秒レーザーなど同社の取り組みを紹介した。
松井氏はタイをはじめとする東南アジア地域では金型産業が斜陽化していると指摘。その原因として、部品の見積もり金額や人件費の高騰などを挙げた。「日本企業が多く進出している東南アジアには参入の余地が無く、欧米諸国などのGDPが高い国への進出が今後は高い価値を持つ事業として展開できるのではないか」と話した。
金型新聞 2024年2月10日
関連記事
ダイカスト関連技術が一堂に会する「2022日本ダイカスト会議・展示会(j-dec2022)」が11月10日から12日までの3日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される。主催は日本ダイカスト協会。展示会にはダイカストマ…
多様な成形品、技術を披露 エンドミルの製造工法やモーター関連の成形品も 金型展2022では、最新技術を駆使して作った金型や成形品が披露された。現在のトレンドとなっている持続可能な社会や電気自動車に関連する成形品など、様々…
高精度超硬パンチ マツダの公式製品紹介・お問い合わせは、こちらから 現場の課題 電池や自動車部品をはじめとして深絞りの成形が増えているが、トータルコストの低減のためには金型の長寿命化が必要となっている。 提案・効果 …
3年ぶりの名古屋開催となるインターモールド。今回は300社近くのメーカーが出展し、自社技術を披露する。微細や大型対応の工作機械、自動化に貢献する治具、効率的な設計を可能にするソフト、高精度、高効率加工に対応する工具など、…


