ソフトや機械が補完 加工前のセッティング、ハンドツールによる磨き、加工誤差の補正―。金型づくりでは今なお様々な場面で高度な技能が必要だ。しかし熟練技能者が少なかったり、若手技術者に指導する時間が無かったり。インターモール…
日本金型工業会 新春金型座談会を開催
若手経営者が金型業界の今後を占う
日本金型工業会は1月9日にオンラインウェビナー「新春金型座談会」を開催した。横田悦二郎氏(日本金型工業会学術顧問)による講演後、大場総一郎氏(狭山金型製作所)、武原謙二氏(ナガラ)、中村稔氏(ニッシン・パーテクチュアル)、平岡良介氏(平岡工業)、松井大介氏(阪村エンジニアリング)の若手経営者5名が参加し、パネルディスカッションを行った。
まず講演で横田氏は国際的な製造業界をとりまく環境について、中国経済の停滞とグローバルサウスの台頭、生成AI技術の発展によるビジネス環境の激変を指摘。今後の金型業界の戦略目標として、積極的な新技術の開発で金型の価値向上を図り、マスコミへの発信と官庁との連携強化などを通して業界のブランド力を高めるべきだとした。

武原氏は半導体不足による新車開発の延期の煽りを受け「この2年間の業績は厳しいものだった」と報告。厳しい景気情勢を踏まえ、中村氏は「金型メーカーは自動車業界の動向に景気が左右されやすいので、他分野の産業にアンテナを張る必要がある」と述べ、その上で生成AIやフェムト秒レーザーなど同社の取り組みを紹介した。
松井氏はタイをはじめとする東南アジア地域では金型産業が斜陽化していると指摘。その原因として、部品の見積もり金額や人件費の高騰などを挙げた。「日本企業が多く進出している東南アジアには参入の余地が無く、欧米諸国などのGDPが高い国への進出が今後は高い価値を持つ事業として展開できるのではないか」と話した。
金型新聞 2024年2月10日
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