金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

07

新聞購読のお申込み

七宝金型工業 自社製精密ジャッキ発売

0.01㎜精度で高さ調整

ダイカスト金型を手掛ける七宝金型工業(愛知県津島市、0567・24・8787)は4月、自社製品の第2弾となる精密ジャッキ「EASYG(イージグ)」を発売。六角レンチ1本の簡単操作で0・01㎜精度の高さ調整ができ、クレーンを使用せず、大型ワークの水平出しなど段取り時間の短縮を実現する。

従来、大型ワークの水平出し(加工前の段取り)はテーブル上にセット後、クレーンでワークを吊るしながら、シム板等で何度も微調整するのが一般的で、ベテラン作業者でも水平出し作業に30分以上かかることが多く、段取り時間の削減が課題だった。同製品は六角レンチで回転させると上面が膨らむ構造で高さ調整が可能。そのため、シム等の代わりに0・01㎜(調整幅設計値0・1㎜)単位で楽に微調整ができ、クレーンも使用せず作業工数を大幅に削減。通常30分かかっていた調整時間も1分で行うことができ、作業工数も1/30に低減することができる。

EASYG(イージグ)

研究開発課の野場純一課長は「大型ワークの水平出しはクレーンの占有時間が長く、機械の停止時間も伸びる傾向だったが、調整作業を簡素化することで段取り時間を大幅に削減し、クレーンも使用せず現場の安全性を高めることができる」と語り、金型の大型ワークほか、部品加工、装置産業など現場の段取りに課題を持つ企業へ提案を図る。

同社では生産現場の『あったらいいな』を形にするエスラボ事業部を立ち上げ、現場改善向けの製品や技術開発を行っている。松岡寛高社長は「開発した製品は金型事業で培ったAM技術など独自技術を活用した。今後も現場改善につながる製品を開発したい」と意気込みを語る。同製品は4月17日からインテックス大阪で開催されるインターモールドで展示し、来場者に向けてモニタリングも募集する。

金型新聞 2024年4月10日

関連記事

CGTech ベリカットの新版

CGTech ベリカットの新版

AIでNCプログラムの最適化さらに早く CGTech(東京都豊島区、03-5911-4688)はこのほど、NCプログラムで切削加工のシミュレーションを行う「ベリカット」の新版「9.1」を発売した。 今回のバージョンアップ…

カナック 樹脂金型向け新処理

1.3〜1.6倍の表面硬さ 窒化処理などを手掛けるカナック(静岡県藤枝市、054-644-7988)はこのほど、低クロム鋼向け新処理「EVOLK(エボルク)」を発売した。既存処理に比べ、表面硬さが1.3~1.6倍ほど向上…

高能率化と刃具寿命向上
エヌティーツール

スリムハイドロチャックブラスターシリーズ エヌティーツールの公式製品紹介は、こちらから 現場の課題  複雑な形状ワークや深掘加工では加工条件によりクーラント外掛けだけでは冷却が不十分になりがちという問題。 提案・効果  …

匠ソリューションズ 型内部の温度可視化<br>異常を早期発見

匠ソリューションズ 型内部の温度可視化
異常を早期発見

 匠ソリューションズ(仙台市、022・342・1888)は、金型内の温度変化をリアルタイムで測定できるワイヤレス温度計測システム「TWINDS‐T」を開発した。樹脂金型やダイカスト金型などの金型内部の温度を可視化し、製品…

ソディック 大型型彫り放電加工機を発売

加工時間を45%短縮 ソディックはこのほど、加工時間を45%短縮し、消費電力を30%削減させた大型の型彫り放電加工機「AL100G」を発売した。効率化や脱炭素ニーズに対応する。 新開発の「SP電源」や、荒加工速度向上する…

トピックス

関連サイト