金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

19

新聞購読のお申込み

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】3.デジタル

管理、調達を効率化

近年の金型工場では人手不足が深刻化しており、デジタル技術の導入による製造工程や管理工程などの効率化に向けた取り組みが加速している。多くの企業がセンシング技術を活用した見える化をはじめ、ITツール導入によるペーパーレス化などに取り組む。こうした活動を後押しする製品やサービスも次々と登場している。

その一つが金型製造現場のあらゆる管理をデジタル化するツール。工程管理システムや品質管理システムの他、工具管理をデジタル化し、効率化する製品なども登場している。これまでアナログで管理されていたものをデジタル化することで、管理の最適化や、人的ミスの削減などが期待できる。

これまでアナログで行っていた管理をデジタル化する動きが進む
加工データをNC上で補正し、加工不良を未然に防ぐ機能も登場している

特に品質管理は、昨今自動車業界で相次いでいる認証不正問題の影響によって、金型業界でも今後さらに改善が求められる可能性は高い。こうしたニーズに対応するデジタル製品はこれからも登場するだろう。

製造工程では仮想空間上に実世界を再現するデジタルツインによる生産の効率化が進められ、シミュレーション技術やセンシング技術なども進化している。中にはCAMから出力された加工データの乱れをNC上で自動補正し、加工品質を向上させる機能を搭載するマシニングセンタなども開発されている。加工不良を未然に防ぎ、再加工、再段取りといった戻り工程を削減する。

こうした管理や製造に関わるものだけでなく、部品の調達などを効率化するデジタルサービスも相次いで登場している。部品の図面をウエブ上にアップロードするだけで、簡単に見積もり、発注が可能で、近年多くの製造現場で利用が進んでいる。金型部品メーカーでも同様のサービスの提供を新たに開始する企業も登場しており、今後さらに金型業界でも利用が広がりそうだ。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

プロトラブズ 切削加工の当日出荷を開始

オンデマンド受託製造を手掛けるプロトラブズ(神奈川県座間市、046-203-9100)はこのほど、CNC切削加工サービスで「当日出荷オプション」の提供を開始した。これまで標準3日、最短翌日だった出荷をさらに短縮する。 午…

【特集:新春金型座談会】広がる世界市場をどう開拓する(Part2)

次の成長市場はどこだ インド、ブラジル、メキシコ、トルコに期待 本紙 山本さんは今後金型需要が伸びる市場はどこだとみていますか。 山本 松野さんが指摘されたようにインドは間違いなく拡大します。松野さんの提携先がある地域は…

ミスミ 金型用冷却継手に10個入りパックを発売

ミスミグループ本社(東京都文京区、03-5805-7050)はこのほど、金型冷却用継手の10個入りパックを発売した。通常標準単価に比べ、1本当たり最大25~30%のコストダウンが可能。1本当たりの単価は120円(税別)か…

自動化で変わる人材 マルチ技術者を育成【自動化で変わる金型メーカー】

生産性の向上、人手不足への対応、人を介さないことによる品質向上—。目的や狙いは様々だが、金型メーカーにとって自動化は待ったなしだ。しかし、自動化には様々な変化が伴う。機械設備の内容もこれまでとは異なるし、自動化を進めるた…

松浦機械製作所 5軸立形MC「MXシリーズ」に直径420㎜対応の新機種

松浦機械製作所(福井県福井市、0776-56-8100)は、5軸制御立形マシニングセンタ「MXシリーズ」に、最大工作物寸法が直径420㎜×高さ300㎜の「MX‐420PC10」を追加し発売した。 長時間無人運転や変種変量…

トピックス

関連サイト