日東工器はこのほど、リニア駆動式の真空ポンプの高出力機種「VP0940T」を開発した。子会社のメドー産業が販売する。120l/分とシリーズ最大の吐出空気量と、到達真空度がマイナス53・3kPaと高出力を実現。一方で消費電…
【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】3.デジタル
管理、調達を効率化
近年の金型工場では人手不足が深刻化しており、デジタル技術の導入による製造工程や管理工程などの効率化に向けた取り組みが加速している。多くの企業がセンシング技術を活用した見える化をはじめ、ITツール導入によるペーパーレス化などに取り組む。こうした活動を後押しする製品やサービスも次々と登場している。
その一つが金型製造現場のあらゆる管理をデジタル化するツール。工程管理システムや品質管理システムの他、工具管理をデジタル化し、効率化する製品なども登場している。これまでアナログで管理されていたものをデジタル化することで、管理の最適化や、人的ミスの削減などが期待できる。


特に品質管理は、昨今自動車業界で相次いでいる認証不正問題の影響によって、金型業界でも今後さらに改善が求められる可能性は高い。こうしたニーズに対応するデジタル製品はこれからも登場するだろう。
製造工程では仮想空間上に実世界を再現するデジタルツインによる生産の効率化が進められ、シミュレーション技術やセンシング技術なども進化している。中にはCAMから出力された加工データの乱れをNC上で自動補正し、加工品質を向上させる機能を搭載するマシニングセンタなども開発されている。加工不良を未然に防ぎ、再加工、再段取りといった戻り工程を削減する。
こうした管理や製造に関わるものだけでなく、部品の調達などを効率化するデジタルサービスも相次いで登場している。部品の図面をウエブ上にアップロードするだけで、簡単に見積もり、発注が可能で、近年多くの製造現場で利用が進んでいる。金型部品メーカーでも同様のサービスの提供を新たに開始する企業も登場しており、今後さらに金型業界でも利用が広がりそうだ。
金型新聞 2024年12月10日
関連記事
金型づくりの世界では、自動化やAM、脱炭素向けなどの最新技術が数多く登場し続けている。その進化は止まることがなく、4年ぶりに開催されたJIMTOF2022でも多数の最新技術が披露され、注目を集めた。今年最後となる本特集で…
荒加工~仕上げまで対応 ブラザー・スイスルーブ・ジャパン(名古屋市中区、052-750-7560)はこのほど、金型の放電加工に最適な放電加工油「ブラソスパークGT250」を発売。無色透明で臭気が少なく、快適な加工環境の実…
ロボシステムと組み合わせ可能 切削能力が従来の2倍 DMG森精機はこのほど、NVX5000シリーズの第2世代にあたる立形マシニングセンタ「NVX5000 2nd Generation」の販売をし好評を得ている。コラム・…
自動車の電動化に伴い、モータやバッテリーといった電動化部品の加工需要が増加している。また、プレス加工時の状況をリアルタイムに把握して、生産性の向上や品質の安定化につなげる技術を開発する動きも進む。プレス加工機メーカー各社…


