金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

26

新聞購読のお申込み

【特集:2024年 金型加工技術5大ニュース】5.自動化

多品種少量の金型を加工

2024年、金型づくりにおける自動化の技術で最も革新的だったのは、多品種少量の金型を自動で切削加工する技術ではないだろうか。形状も大きさも数量も異なる金型の部品を無人運転で加工する。人手不足に直面する日本の金型業界にとって課題解消に一歩近づく技術だ。

その一つが、マシニングセンタとパレットチェンジャー、ロボットによる自動化システム。ロボットがワークを載せたパレットをMCにセットし、粗加工した後、機上でワークの形状を測定、金型図面と比較し、その誤差を補正するため仕上げ加工し完成させる。高精度な金型向けMCであれば、精密な金型にも対応し、この一連の流れを繰り返し人が介せず加工し続ける。

安田工業はJIMTOF2024でMCとパレットチェンジャーを連携させ加工を自動化する技術を披露した

操作しやすい加工ソフトウェアやオペレーションシステム、自動で芯出しする機能など自動化を支える周辺技術が充実していることも自動化を後押ししている。工作機械の操作や工具や段取りの経験が浅い人でも簡単な操作で経験者と同じレベルの仕事ができる。

こうした加工の自動化技術は中国などの金型工場ではかねて導入されてるという。その理由は熟練技能者が少なかったことと大量の生産力をつけるためだ。最近は日本の小規模な金型メーカーにも注目されている。人手不足の解消と、時間をより付加価値の高い仕事に使うためだ。次代を生き抜くうえで必要な技術の一つといえる。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

座談会 アイキャッチ

【座談会】金型メーカー・自動車メーカーが語る
次世代自動車の登場で金型づくりはどう変わるのか
ー2030年の金型業界ー 第1部

アルミ、樹脂など軽量化の流れ加速  次世代型自動車の登場が金型業界に及ぼす影響を懸念する声は少なくない。「電気自動車(EV)でエンジンはどれほど減るのか」、「アルミや樹脂は増えるのか」などの疑問は尽きない。そこで本年の新…

米社製治具の3Dモデル製作
NKワークス

無料ツールをウェブで公開  NKワークス(東京都千代田区、03-3864-5411)はこのほど、5thAXIS社(米)の製品選定に役立つ3Dモデル製作ツール「3D COMPATIBILITY TOOL」の日本語版操作方法…

日本電産マシンツール 金属3Dプリンタの中型機を開発

JIMTOFで初披露 日本電産マシンツールは、パウダDED方式を採用した金属3Dプリンタ「LAMDAシリーズ」に中型機「LAMDA500」を追加、9月1日から販売を開始した。 最大造形サイズは、航空・宇宙、自動車、建設機…

佐藤特殊製油 汚れを落とし錆び防ぐ

新ブランド「Metal Rabbit」 工業用の加工油やグリースのメーカー、佐藤特殊製油(大阪市城東区、06-6932-2451)は新ブランド「Metal Rabbit(メタルラビット」を立ち上げる。第1弾として金型や工…

トリムラインを非接触測定
ニコン

 ニコン(東京都港区、03・6433・3600)は、プレス部品のトリムライン測定に適したレーザースキャナ「H120」とソフトウエアを開発し、金型業界向けに提案を強化している。属人的で作業のムラや工数の浪費が発生していたト…

トピックス

関連サイト