金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

30

新聞購読のお申込み

コムスキャンテクノ 『マイクロフォーカス300kV X線CT装置』を8月から販売

業界初φ550㎜の広い視野

JOHNAN(京都府宇治市)の子会社であるコムスキャンテクノ(横浜市港北区、045・349・0030)は業界初となる従来の約1・7倍の広範囲な撮影視野を実現した『パノラマスキャン』撮影方式(特許出願中)を開発。同方式を採用した『マイクロフォーカス300kV X線CT装置』を今年8月から発売及び撮像サービスを名古屋で始める予定で、従来、X線CT装置での撮影が難しかった大型のアルミ鋳物、鉄、ステンレスなどの非破壊検査で活用できる。

従来のX線CTは「X線が照射される領域内しか撮影できない」のが常識で、大型ワークの撮影が難しく、実現するために大型のX線検出器や筐体を必要としていた。

そこで開発したのが『パノラマスキャン』だ。通常の撮影(フルスキャン)はX線ビーム領域に撮影視野が含まれるため、最大撮影視野はX線ビーム領域で描かれる最大直径の円となる。その円の回転中心を360度回転させ投影データを収集するが、新開発のパノラマスキャン方式は2つの撮影視野の半分ずつをX線ビーム領域に入れ、2カ所の回転中心でワークを360度回転させて投影データを収集する仕組みで、2カ所から得た投影データをつなげることでフルスキャンの1・7倍となるφ550㎜の広い撮影視野を可能にした。同様の方法で3カ所撮影すれば、フルスキャンの2・2倍にあたるφ700㎜も実現できるという。

主な仕様は、最大撮影領域:φ550㎜×H320㎜とφ700㎜×H320㎜、最大搭載試料:20㎏、φ550㎜×H500㎜、X線管電圧:300kV、ビュー数:75~6000ビュー/回転、X線筐体外形寸法:W2500×D1620×H1925(㎜)、X線筐体重量:5000㎏以下。

関連記事

MTA合金 高硬度と熱伝導を両立した鋼と銅の合金開発【金型テクノラボ】

高い冷却効果が必要な金型では、硬度と高い熱伝導性を併せ持つ材料が求められている。しかし、この相反する要素を両立させるのは難しい。こうした場合にはベリリウム銅を使用するケースも多い。しかし近年は安全性や価格面から代替え品を…

ヤマシタワークス 「ハイブリッド打錠用きね」が発明奨励賞を受賞

ヤマシタワークスはこのほど、薬品などの錠剤を錆びずに打錠できる「ハイブリッド打錠用杵」で、発明協会の「発明奨励賞」を受賞した。同賞は科学技術の発展と産業振興に貢献した製品や技術に贈られる賞。 受賞した製品は同社の鏡面磨き…

AIが自動でNCデータを最適化
GENIO Solutions

 GENIO Solutions(神戸市東灘区、078-854-5524)は、RoborisSrl社製のAI搭載NCデータ最適化システム「Eureka Chronos」の販売を7月1日から開始した。  「Eureka C…

ALPHA LASER ENGINEERING 高温溶融ダイカスト向け溶接棒を販売

タングステン含有で焼付き防止 レーザー溶接機やメンテナンスなどを手掛けるALPHA LASER ENGINEERING(愛知県一宮市、0586・52・7133)は高温溶融アルミダイカスト用溶接棒「ALW」(TIG・レーザ…

【金型テクノラボ】安田工業 LabonosとMold Lock 高精度RPシステム

3Dプリンターの手軽さと切削加工機の具現化精度を兼ね備える3D造形ソリューション「Labonos(ラボノス)」。9月10日号で、その特徴を生かし試作樹脂型を自動造形することで試作品製作の様々な課題を解決する方法を紹介した…

トピックス

関連サイト