金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

11

新聞購読のお申込み

小出製作所 SF社とギガ・メガで協業

国内でのメガ金型供給へ

小出製作所(静岡県磐田市、0538・37・1149)は11月15日、7月に業務提携したSF Tooling Group社(SF社)との協定調印式を開いた。ギガやメガキャスト向けの金型で協業し、再来年までには国内でメガ向けの金型の提供を目指す。

SF社はドイツ・シャフラー社とアメリカ・フィッシャー社が2016年に合併して誕生したダイカスト金型メーカー。大型高圧ダイカスト金型技術が強みで、ギガキャスト向けの金型を25型以上製作した実績がある。

協定書に調印した小出悟会長(左)とジークフリート・ハインリッヒCEO(右)

今回の協業では、ギガ金型の設計技術などを学びたい小出製作所と、日本の自動車メーカーに市場を広げたい両社の想いが一致した。

具体的には、小出製作所はSF社が日本の自動車メーカーにメガやギガ金型を導入する際のサポートや、導入後のメンテナンスを担う。

加えて、ギガ向けの金型の設計ノウハウなどの提供を受ける。「ギガ金型で重要なのは熱交換とガス抜き技術。その機能の肝である金型設計ノウハウを学びたい」(小出悟会長)。

国内ではトヨタやリョービなどがギガキャストへの参入を表明。すでに一部では金型の入れ子などの需要は生まれつつある。ただ「日本ではさまざまな制約から分割したメガが主流となる。入れ子の受注は当然だが、メガ向けの金型一式を来年か再来年には受注できる体制を整えたい」(小出会長)という。

SF社のジークフリート・ハインリッヒCEOも「協業によって日本ユーザーに対して、サポートとネットワークを構築する」と述べ、「業界の新たなベンチマークとなる製品を供給したい」とし、日本国内でのプレゼンスを高めたい考えだ。

金型新聞 2024年12月10日

関連記事

ツバメックス 多田羅氏が社長に就任

ツバメックス(新潟市西区、025-375-4945)はこのほど、4日1日付けで多田羅晋由氏が社長に就任する人事を発表した。山村福雄前社長は3月31日付けで辞任した。 多田羅氏は、1959年生まれ、大阪府出身。82年サンス…

Ring 分野や地域超えて拡大【金型の底力】

金型技術を原動力に Ringは、金属の板をプレスし樹脂を一体化するインサート成形品や、複数の部品からなる組立製品を手掛ける。生産拠点も国内・海外とグローバルに展開している。事業拡大のコアとなっているのが金型技術だ。時代の…

ヤマナカゴーキン 新会社「セーレンス」を設立

顧客創造型の営業支援ツールを販売 冷間鍛造金型などを手掛けるヤマナカゴーキン(大阪府東大阪市、072・962・0676)は営業支援ツール開発や中小企業向けDX支援を行う新会社『セーレンス』(東京都中央区、03・6280・…

明星金属工業 魂の伝達式 マツダ「CX‐80」のルーフとリフトゲート

金型手掛けた努力や達成感分かち合う 自動車のプレス金型メーカー、明星金属工業(大阪府大東市、072・877・1661)は昨年12月10日、本社で「魂の伝達式」を開いた。マツダの新型SUV「CX‐80」で手掛けたプレス金型…

キヤノンモールド 工数削減し、生産能力向上【Innovation〜革新に挑む〜vol.8】

金型の付加価値を追求 キヤノングループで500人の従業員を抱える国内最大手のプラスチック用金型メーカー、キヤノンモールド。茨城県内に2つの生産拠点を構え、キヤノン製品向けの金型の他、自動車部品や医療機器など幅広い分野の金…

トピックス

関連サイト