射出成形金型の製作は、試作トライ→測定→補正指示→部品加工→試作トライを繰り返す。要求精度は様々だが、量産で寸法変化が少ない高品質かつ短納期での金型製作が求められる。これらの要求事項を満たすためX線CTを活用した金型補正…
七宝金型工業 精密ジャッキ『EASYG(イージグ)』の第2弾を開発中
外段取りの効率性向上
ダイカスト金型を手掛ける七宝金型工業(愛知県津島市、0567・24・8787)は昨年発売した自社製品の精密ジャッキ『EASYG(イージグ)』の第2段を開発。従来品は工作機械のテーブル上でしか使用できなかったが、製品形状をドーナツ型にすることでスペーサーブロック(ジグ)の上にイージグを載せ、さらに大物ワークを搭載した状態でボルト止めが可能となり、大物ワークの外段取り効率の向上が期待できる。

イージグは六角レンチ1本の簡単操作で0・01㎜精度の高さ調整ができる製品。従来、大型ワークの水平出し作業ではクレーンを使用しながらシムを挟みこんで水平出しを行っていたが、シムの代わりにイージグを挟みこみ、六角レンチで高さ調整することでクレーンの使用頻度を低減(安全性向上)し、誰でも簡単に段取りの省力化・効率化を実現。通常30分かかっていた作業も1分で完了でき、現在100個以上の販売実績を持つ。
開発中のEASYGの第2弾スペーサーブロックに付けた状態で外段取りしたいというニーズに応え、製品形状を変更。ドーナツ型にすることでボルト止めが可能になり、スペーサーブロックにイージグを取り付けたまま水平出し作業が可能で、大物ワークの外段取りの実現と効率化を同時に図ることができる。「従来から外段取りで使いたいという要望が多かった」と研究開発課の野場純一課長は語る。昨今は自動化・省人化ニーズで外段取りの効率化に対する需要が増加し、市場開拓を図る製品として期待を寄せる。

同社は4月16~18日、東京ビッグサイトで開催されるインターモールド2025に出展。開発中のイージグを披露する予定で、今夏販売に向けて最終調整を行っていく。製品仕様はボルト径がM24~M32を用意。耐荷重は1個あたり3・5t(4個使用時で14t)。
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