金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

18

新聞購読のお申込み

ミスミ 超硬ボールエンドミル AXTシリーズの販売開始

高硬度鋼加工で高い耐久性

ミスミグループ本社(東京都千代田区、03・6777・7800)はこのほど、自社ブランド製品「超硬ボールエンドミル AXTシリーズ」の販売を開始した。新しいコーティング技術の採用などにより、高硬度鋼加工で高い耐久性を実現。金型や精密部品の曲面・立体形状加工に最適な製品だ。調質鋼から高硬度鋼まで幅広い加工に対応し、価格も他社同等品と比べ、約20%安くした。

同製品は新しいコーティング技術「AXTコーティング」を採用。アルミチタンシリコン窒化物を主成分としたコートにより、高い耐熱性を発揮する。密着性や均一性に優れた高密度被膜技術に加え、刃先形状を工夫することで、SKD11(HRC60)などの高硬度鋼加工において工具寿命を向上した。「高硬度鋼加工は品質の差異が出やすい領域のため、品質にこだわった。テスト加工を十分に行い、他社品と同等の耐久性を確認できた」(FM商品事業部 松野宏事業部長)。

NAK80(HRC40)やSTAVAX焼入材(HRC50)などHRC40~65までの幅広い被削材へ対応できる点も特長の一つだ。また、他社同等品と比べ、価格が約20%安く、コストパフォーマンスに優れている。「弊社は協力メーカーから直接仕入れ、顧客へ販売しており、独自の流通構造を持つ。そのため、他社より製品を安く提供できる。また、在庫品のため、当日出荷も可能だ」(松野事業部長)。

今後について松野事業部長は「まずは製品の認知度向上を図っていく。AXTシリーズを普及させることで、ミスミの豊富な切削工具を使用する人が増えて欲しい。認知度が高まり次第、ラジアスエンドミルやスクエアエンドミルなどの他形状への展開も検討する」と話した。

製品ラインアップはAXT‐HBEM2S(ストレート・1Dタイプ)、AXT‐HBEM2R(ストレート・1・5Dタイプ)、AXT‐HBEM2LB(ロングネックタイプ)。

金型しんぶん2026年1月10日号

関連記事

金属3Dプリンタ受注開始
東芝機械

 東芝機械は、小型から大型部品の造形が可能な金属3Dプリンタ「ZKシリーズ」の受注を開始した。レーザと金属粉末を同時に照射し造形する指向性エネルギー堆積方式(DED)方式で、高速、高精度な造形を可能にした。  ZKシリー…

白銅 特注金型部品の販売開始

加工と表面処理も 非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)は昨年から、ピンやパンチなど特注金型部品の取り扱いを始めている。連携する中国の加工メーカーで製作した部品を輸入し、日本国内…

拡散接合技術で3D水管を自由に設計 特殊電極【金型テクノラボ】

ダイカスト金型などで、自由な形状に水管を設計・制作し、金型の冷却効果を高める技術が注目を集めている。自由水管の製作手法として金属3Dプリンタがあるが、拡散接合技術もその有力な一つだ。本稿では、スロベニアのHTS IC社が…

AIが自動でNCデータを最適化
GENIO Solutions

 GENIO Solutions(神戸市東灘区、078-854-5524)は、RoborisSrl社製のAI搭載NCデータ最適化システム「Eureka Chronos」の販売を7月1日から開始した。  「Eureka C…

日本コーティングセンター 水素フリーDLC被膜

高い密着力と表面粗さ実現 日本コーティングセンター(神奈川県座間市、046・266・5800)はこのほど、水素フリーダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)コーティング「TETRAスリック」を発表した。高い密着力と表面粗…

トピックス

関連サイト