金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

05

新聞購読のお申込み

ミスミ 超硬ボールエンドミル AXTシリーズの販売開始

高硬度鋼加工で高い耐久性

ミスミグループ本社(東京都千代田区、03・6777・7800)はこのほど、自社ブランド製品「超硬ボールエンドミル AXTシリーズ」の販売を開始した。新しいコーティング技術の採用などにより、高硬度鋼加工で高い耐久性を実現。金型や精密部品の曲面・立体形状加工に最適な製品だ。調質鋼から高硬度鋼まで幅広い加工に対応し、価格も他社同等品と比べ、約20%安くした。

同製品は新しいコーティング技術「AXTコーティング」を採用。アルミチタンシリコン窒化物を主成分としたコートにより、高い耐熱性を発揮する。密着性や均一性に優れた高密度被膜技術に加え、刃先形状を工夫することで、SKD11(HRC60)などの高硬度鋼加工において工具寿命を向上した。「高硬度鋼加工は品質の差異が出やすい領域のため、品質にこだわった。テスト加工を十分に行い、他社品と同等の耐久性を確認できた」(FM商品事業部 松野宏事業部長)。

NAK80(HRC40)やSTAVAX焼入材(HRC50)などHRC40~65までの幅広い被削材へ対応できる点も特長の一つだ。また、他社同等品と比べ、価格が約20%安く、コストパフォーマンスに優れている。「弊社は協力メーカーから直接仕入れ、顧客へ販売しており、独自の流通構造を持つ。そのため、他社より製品を安く提供できる。また、在庫品のため、当日出荷も可能だ」(松野事業部長)。

今後について松野事業部長は「まずは製品の認知度向上を図っていく。AXTシリーズを普及させることで、ミスミの豊富な切削工具を使用する人が増えて欲しい。認知度が高まり次第、ラジアスエンドミルやスクエアエンドミルなどの他形状への展開も検討する」と話した。

製品ラインアップはAXT‐HBEM2S(ストレート・1Dタイプ)、AXT‐HBEM2R(ストレート・1・5Dタイプ)、AXT‐HBEM2LB(ロングネックタイプ)。

金型しんぶん2026年1月10日号

関連記事

フクハラ 圧縮空気中のオイルミスト測定、新型検知器発売

コンプレッサー周辺機器メーカーのフクハラ(横浜市瀬谷区、福原廣社長、045-363-7373)は、圧縮空気中に混入するオイルミストの濃度を検査する「オイルミスト検知器」の販売を開始した。低価格で簡単に取り付けでき、短時間…

チバ・テクノ 高速ワイヤ「EZシリーズ」を刷新

低価格化を実現 チバ・テクノ(神奈川県横浜市、045-473-9933)は高速加工用ワイヤ電極線「EZシリーズ」を刷新し、「新EZシリーズ」として販売を開始した。製造プロセスを見直すなどして、品質を高める一方で価格低減も…

三菱電機 ワイヤ放電13年ぶり刷新

AIで誰でも高品位加工 三菱電機は13年ぶりに、全面刷新したワイヤ放電加工機「MGシリーズ」を発売した。独自のAI(人工知能)を搭載し、技能者でなくても高品位な加工ができる機能を盛り込んだ。遠隔監視によるメンテナンスの簡…

【金型テクノラボ】高硬度金型の加工に最適な工具の開発

情報通信産業や自動車産業の進歩に伴い、部材の集積・小型化が進んでいる。部材の生産に用いられる高硬度な金型の加工では工具の摩耗が早く進行する課題があるほか、様々な被削性のある被削材の加工にも対応する必要がある。本稿では、こ…

プラスチック射出成形品の離型抵抗評価金型【金型テクノラボ】

プラスチック製品を射出成形金型から突き出す際に生じる離型抵抗は、製品に変形や破損を引き起こすため、様々な抑止方法が提案されている。この抑止方法を検討する際には離型抵抗の定量的な評価が重要となる。本稿では、離型抵抗を評価す…

トピックス

関連サイト