金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

04

新聞購読のお申込み

下野精密 〜我ら金型応援隊〜

超硬加工なら任せて


 「大事なのはQCDだ。品質が良く、価格は高すぎず、納期も短い。バランスが大事」と話すのは下野精密の下野武志社長。創業から超硬やセラミックスにこだわり、半導体や自動車関連の金型・部品を製作。精度は交差1ミクロンや表面粗さRa1ナノ以内と超精密技術を誇り、恒温工場で熱変位や振動の影響を最小限に抑制。

 直近、金型の放電レス需要が増加し、高精度・高速マシニングセンタの超硬直彫り専用機を導入。3次元形状から鏡面まで加工工程を1台に集約。「放電はクラックで材質変化が起こり、寿命が落ちる。直彫りなら生産性が上がり、短納期にもつながる」と機械導入後、EVや5G関連の受注が増えているという。

 モットーは顧客が儲かること。「他社の5~10倍耐久性の良いものを作る。Win‐Winの関係でないと長続きしない」と信頼関係こそ商売の基本と語る。

超硬直彫り専用機
  • 本  社 : 大阪府茨木市宿久庄1‐3‐11
  • 電  話 : 072-640-1707
  • 代 表 者 : 下野武志社長
  • 事業内容 : 超硬合金金型部品など。
  • 従 業 員 : 10人
  • 創  業 : 1984年。

金型新聞 2021年1月10日

関連記事

三嶋商事 仕上げに専念したいというニーズに応える

ねじ転造盤やローリングマシンなどの販売や転造技術の開発を手掛ける三嶋商事(愛知県日進市、0561-72-2657)は部品加工部門を立ち上げ、冷間鍛造用金型のダイスケースなど1次加工(荒加工)の受託加工サービスを開始した。…

【インタビュー】京セラ 執行役員 機械工具事業本部長・長島 千里氏「微細加工市場に参入 」

大手切削工具メーカーの京セラは9月、高硬度材加工用(微細加工)のソリッドボールエンドミル「2KMB」を発売し、微細加工市場に参入した。これまで旋削チップなどを強みとしていた同社が焼入れ鋼など高硬度材を使用する微細加工市場…

【この人に聞く】ケイパブル 河原洋逸社長 海外取引、営業を支援

 CAPABLE(ケイパブル、京都市南区)はこのほど、金型の受発注プラットフォーム「CAMPUS(キャンパス)」を立ち上げた。金型メーカーはキャンパスに設備情報などを登録し、ケイパブルが受注した仕事をキャンパス内の最適な…

キャステム 微細ワークを肉盛溶接【金型応援隊】

コネクタメーカーを始め、全国の金型ユーザーから補修の依頼が舞い込む。50μmという微細な肉盛り溶接ができるからだ。あまりに微細なため、溶加棒も自社製というこだわりを持つ。 また微細溶接だけではなく、ダイカスト金型等のボリ…

トヨタの型づくりはどう変化していくのか?モビツー・大澤部長×モノエン・堀田部長インタビュー【変わるトヨタの型づくり】

PART4:モノエン・モビツーのトップに聞く金型メーカーに期待すること 技能絶やさぬ取り組み / 型にとらわれぬ柔軟な視点 人の動き、 カンコツを定量化 次世代車の中でも、やはり電動化へのインパクトは大きい。金型への影響…

トピックス

関連サイト