金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

11

新聞購読のお申込み

【ひと】七宝金型工業営業部・松岡咲希さん(25) 女性が活躍する職場へ

女性が活躍する職場へ

「友達に金型を知っている人はいなかった」と話すのは七宝金型工業の松岡咲希さん。同社社長を務める父の影響で入社し、現在入社4年目。仕上げやCAM課を経て、昨年から営業部に所属し、訪問から見積もり依頼、修正案件をこなす日々。「受注からトラックを運転し、納品、立ち合いテストまで行っています」と20社ほど顧客を担当。

「人に説明するのが苦手」という彼女は当初、技術的な打ち合わせなど苦労したが、自社の強みである金属3Dプリンタや5軸加工など技術について勉強を重ね、新型案件を受注できるまで成長した。「これまでリピート案件が多かった中、とても嬉しかったのに誰も褒めてくれなかった」と笑う。現在は英語やタイ語など語学力を活かし、メキシコなど海外案件を担当する重要な役割を担う。

そんな彼女の夢は『金型業界の普及』。業界内はまだ女性の割合が少なく、業界課題の1つと言われている。「自分もそうであったように、1人で悩んでいる女性に寄り添いたい」と女性活躍を推進する日本金型工業会の『かながた小町』に参加。「金型メーカーでも女性が活躍できる場所はある」と、金型を女性や一般の人まで知られる存在にしたいと強い意志を持つ。「今は中小企業診断士やスペイン語など勉強に励み、経営に活かせる知識を身に着けていきたい」と努力を惜しまない。

金型新聞 2021年3月10日

関連記事

「金型業界で働く女性の声や悩みにも耳を傾けて」名古屋精密金型営業部部長・渡邊祐子氏

インターモールド大阪では4月20日、女性雇用のメリットや現場の男女共同参画などを討論する特別イベントが開かれる。労働人口減少により製造業は女性の活躍が課題で、金型業界も働き方改革など取組みが始まっている。日本金型工業会で…

南海モルディ 金型補修を自動化【金型応援隊】

特殊鋼材料の販売や金型のメンテナンスを手掛ける商社の南海モルディ(22年9月に南海鋼材から社名変更)は、オリジナル製品「予熱くん」や「肉盛りくん」を開発、販売し好評を得ている。 「予熱くん」は、製造前の金型予熱、焼き嵌め…

笹山勝社長に聞く SAIMS247が目指すこと【ササヤマ challenge!Next50】

新中期経営計画「SAIMS247」。その狙い、そして目的は。笹山勝社長に聞いた。 「短納期」を強みに、海外での競争に打ち勝つ SAIMS247の3カ年の目標は金型の製作期間半減。その真の狙いは金型の競争力の再強化です。当…

高精度、省人化ニーズが高まる国内市場で注力すること 田代勝氏(三菱電機 産業メカトロニクス事業部長)【この人に聞く】

三菱電機は50年以上に渡って、高精度、高性能な放電加工機を開発し、付加価値の高い金型づくりに貢献してきた。近年では省人化ニーズへの対応に注力する他、金属3Dプリンタを開発するなど技術領域を広げている。同社は今後、金型業界…

鳥羽工産 甦れ!往年の名車たち【金型の底力】

「コロナ禍で航空機など需要が落ち込み、試作車市場も変化している」と語ったのは鳥羽工産の傍島聖雄社長。同社は金型製作(プレスや射出成形)から量産(少ロット)まで一貫生産体制を強みに、これまで自動車の試作型や試作車の製作、航…

トピックス

関連サイト