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日本金型工業会 ドイツ企業と意見交換

デジタル化、技術開発に力

独企業、金型のリモート立ち上げ

日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は3月19日、オンラインで金型メーカーを中心としたドイツ企業との意見交換会を開催した。日本から3社、ドイツから6社が参加し、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後(アフターコロナ)に向けた取り組みについて、活発な意見が交わされた。

意見交換会では、両国共通の課題として、人材難やコスト高、自動車産業への高依存、市場規模の縮小などが挙げられた。これらの課題解決に向けて各社、「デジタル化」や「技術開発」、「他分野への進出」、「新規ビジネスモデルの構築」などに取り組んでいることが明らかになった。

また、新型コロナウイルスの感染拡大による変化として、ドイツ企業の中には設計やCAMなど一部部門でのテレワークや、金型のリモート立ち上げなどに取り組んでいるという声もあった。その他、プラスチック問題やや省エネなど環境への対応に言及する企業も少なくなかった。

小出悟会長は「こうした意見交換会が、継続的な出来事になれば良いと考えている」と述べた。

パネリスト企業

日本:狭山金型製作所(埼玉県入間市)、昭和精工(横浜市金沢区)、小出製作所(静岡県磐田市)ドイツ:DECKERFORM社、SCHULKENFORM社、WEBO社、WalterFormen-undKokillenbau社、ZECHA社、WBA

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