金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

27

新聞購読のお申込み

【新社長に聞く】アカマツフォーシス 稲波 孝 社長

技術提案力磨き、生産効率高める

信頼されるパートナーに

いなみ・たかし
1968年生まれ、大阪府四条畷市出身。86年太成高校(現太成学院大学高校)卒、赤松合金工具に入社。2006年営業技術部長、19年総括本部長、20年12月代表取締役社長に就任。座右の銘「為せば成る、成さねばならぬ何事も」。

 アカマツフォーシスは自動車部品などの精密冷間鍛造金型を手掛ける。「より良い金型を生み出し量産する部品の品質や生産性を高める。そうすることで顧客からもっと信頼されるパートナーになりたい」と抱負を語る。

 そのためにさらに磨きをかけたいと感じているのが、長年強みとしてきた技術提案力。歯車などの鍛造部品は形状全てを鍛造成形するネットシェイプが注目される。だが場合によっては金型に負荷がかかり寿命が低下し、金型コストが増えてしまうこともある。

 「品質、コスト。何を最も顧客が求めているかを理解する。そのうえでそれを実現する最適な鍛造成形と後加工の組み合わせを提案することが大切」。

 自動車の電動化や軽量化に伴い鍛造部品はアルミやチタンなども使われ、高難度の形状が増えている。「技術は進化する。営業が情報を集め、技術を協力しその解を導く。常に技術力を高め続けたい」。

 一方、生産性向上にも取り組む。多数個をセッティングし加工したり、休日も無人運転したり。昨年12月の社長就任から推進し約20%生産性が高まった。ロボットも導入し、いずれ24時間フル稼働にしたいという。

 その背景にあるのは営業時代の経験だ。金型は一年を通じて受注に波があり、多いときに生産能力を超えることがあった。「生産性を上げることができれば、納期遅れなどを心配せず、顧客に迷惑をかけることもない」。

 技術提案力も生産性も、取り組む目的は顧客からの信頼を高めるため。「顧客の技術課題に寄り添い、ともに解決していきたい」。

金型新聞 2021年4月10日

関連記事

日本発条がササヤマと資本提携する理由【ササヤマ challenge!Next50】

自動車のシートなどを手掛ける日本発条は2015年、ササヤマと資本提携した。日本発条にとって技術連携のパートナーであるササヤマはどんな存在なのか。魅力、期待すること、今後取り組みたいことは。シート生産部の岡井広行氏と安田雅…

学生教育でCAEを活用 岩手大学【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

CAEを活用しているのは企業だけではない。岩手大学では、樹脂流動解析ソフト「3DTimon」(東レエンジニアリングDソリューションズ)を学生の教育で利用している。樹脂を流す際、最適なゲート位置などを自らの勘や経験から教え…

この人に聞く2015 <br>型技術協会 会長 田岡 秀樹氏

この人に聞く2015
型技術協会 会長 田岡 秀樹氏

出会い生み出せる場に 来年30周年、記念事業 全社参加の展示会  金型技術者、経営者らが集まる型技術協会は来年30周年を迎える。来年9月には、大田区産業プラザPiOで記念イベントを開く予定だ。「全会員参加で出会いの場を創…

日進工具が展示会

後藤社長に聞く 見どころと狙い  12年ぶりに日進工具が精密微細加工に特化したプライベートショー「NSTOOLプライベートショー2020精密・微細加工技術展」。小径エンドミルはもとより、微細加工機、治具、そして切削加工ユ…

ポートフォリオを再構築 畠山英之氏(キヤノンモールド社長)【この人に聞く】

「金型づくりへのパッションが強い」—。今年4月、キヤノンモールドの社長に就いた畠山英之氏が抱いた同社への第一印象だ。その情熱を武器に、超精密金型など同社でしかできない型づくりを進める一方、海外拡大や外販強化など「事業ポー…

トピックス

関連サイト