金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

05

新聞購読のお申込み

金型協会が解散

会員減少、コロナで活動できず

金型協会(永田淳也代表理事・寿精工社長)は3月4日、大阪市内で臨時総会を開き、同日付けで解散することを決議した。金型業界の縮小により会員数が減少し、昨年からはコロナ禍の影響で事業活動を充分にできない状態が続いていた。

金型協会は2011年、日本金型工業会・西部支部に所属する関西や西日本の一部の会員が独立し、発足。研修会や工場視察などを実施し、会員の経営や技術力の向上に取り組んできた。

しかし市場のグローバル化やリーマン・ショックによる経済活動の減速などを背景に金型業界に対する向かい風がきつくなる中、会員数が減少。発足当初は約70社だったが、40社近くになっていた。

その一方、昨年からは新型コロナウイルスの感染が広がり、予定していた2020年度の事業を相次いで中止。活動の先行きを見通せない状況が続いていた。

解散を見越し、日本金型工業会に協力を打診。元西部支部の会員が再入会する場合は入会金が免除される。

金型新聞 2021年4月10日

関連記事

【年頭所感】 日本金型工業会 会長 小出 悟氏

人の成長事業に注力 令和6年は社会環境・経済環境が大きく変化しつつも一つ一つ未来に向かっての動きが確認できていく年であると感じております。おそらく変化は微々たるものの連続でしょう。世の変化は気付かないうちに少しずつ変化し…

大分県で金型のプロが技術指導、保全技能レベルの底上げを図る

大分県で操業する自動車部品メーカーの技術者が金型の保全技術を学ぶ「金型保全技術者育成講座」。熟練のノウハウを持つ金型のプロが実践さながらの保全技術を指導する。大分県ではいまも県内で金型保全を補完できる環境が整っていない。…

日本金型工業会天青会 会長に高野英治氏 成長速度を飛躍的に

高野氏を会長に選任 日本金型工業会東部支部天青会は5月6日、上野精養軒(東京都台東区)で第10回定時総会を開催した。任期満了に伴う役員改選で高野英治氏(タカノ社長)を新会長に選任した。任期は1年。副会長には前田誠之氏(サ…

金型技術振興財団 助成事業の公募開始

金型技術振興財団(千葉県茂原市、047-27-3210)は2021年度の助成研究事業などの公募を開始した。締め切りは7月30日。 金型や成形技術などを対象にした研究開発助成は、1件200万円以内総額1000万円まで。助成…

岐阜県金型工業組合 加藤氏が新理事長に就任

岐阜県金型工業組合は第52回通常総会を開き、役員改選を行った結果、加藤丈詞氏(カトーメテック社長)が新理事長に選ばれた。また、副理事長には大垣精工の小森二郎氏、朝日興業の森良二氏に加え、丸順の川瀬典男氏が新たに選出された…

トピックス

関連サイト