ウェブでオンデマンド配信 インターモールド振興会(大阪市中央区、06-9644-9911)は、インターモールド名古屋(7月6~9日、ポートメッセなごや)で開催したセミナーの動画を特設ウェブサイトでオンデマンド配信(You…
【INTERMOLD・金型展・金属プレス加工技術展 総集編】
金属プレス加工技術展
新素地、軽量化に対応
海外でのサポート力も




自動車業界がCASEによって大変革期にある中、金型メーカーだけでなく、プレス部品メーカーも大きな変革に迫られている。こうした中で、20数社が出展した金属プレス加工技術展では、工法転換によるVA/VE提案、新素材への対応や新技術、海外展開への対応など様々な提案が見られた。
板鍛造の技術や製品を紹介したのは豊島製作所(埼玉県東松山市)。板鍛造では、厚板材を複雑形状に成形できることから複数の工程を集約した部品などを展示。さらに、溶接工程を減らすことも可能で、部品の品質向上につながることなどを提案した。
独自のプレス技術「ファインプレス」をアピールしたのは小川工業(和歌山県橋本市)。金型にくさびを用いないため、板材以外の切り離された素材からの100%せん断加工ができる。このため、端材を減らすことにもつながるという。
電動化への対応や、軽量化などで新素材が重要になっている。こうした背景から、ソーデナガノ(長野県岡谷市)リチウムイオン電池の防爆安全弁の部品を展示。自動車業界だけでなく、医療部品などにも展開を図るシミズプレス(群馬県高崎市)はCFRPの打ち抜き部品を展示した。精密プレスを強みとするキョーワハーツ(神奈川県横浜市)では、マグネシウム合金の深絞り部品を出展した。
金型以上にプレス部品では、現地調達の流れが強まっていることから、海外展開やサポート力をアピールするメーカーも目立った。自動車用プレス部品の正栄工業(神奈川県川崎市)では、メキシコ工場の一部を拡張中で、日系部品メーカーに対して、カーナビ部品や自動車部品の供給量を引き上げるという。
金型新聞 2021年5月14日
関連記事
儲かる金型の作り方 トクピ製作所(大阪府八尾市、072-941-2288)は9月14日、「世界革新の切削技術と生産財業界の営業必須スキル」についてのセミナーを本社とオンライン上で同時に開き、本社で12人、オンライン上で2…
PART1 INTERMOLD編 進む技能レス化 4月14~17日の4日間、東京ビッグサイト・青海展示棟(東京都江東区)で開催された金型加工技術の専門展「インターモールド2021」。工作機械メーカーや切削工具メーカーなど…
型技術協会は6月23、24日、「型技術者会議2022」を大田区産業プラザPiO(東京都大田区)で開催する。事前申し込み制で、申し込み締め切りは6月6日まで。参加費(講演聴講)は主催・協賛団体会員が1万1000円、一般が2…
ロボや自動化、AI技術 ユアサ商事が企画・支援する「つなぐグランドフェア2021」が11月5、6日の2日間、千葉市美浜区の幕張メッセ1〜3ホールで開かれる。徹底したコロナ感染対策の中、人手不足などの製造業における様々な課…