金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

07

新聞購読のお申込み

21年3月期決算
丸順

コロナ影響下、減収増益

ハイテン加工技術などに注力

丸順(岐阜県大垣市、0584-46-3191)の2021年3月期連結売上高は、前年同期比7.7%減の448億2100万円となった。営業利益は同2.8%増の44億6400万円、経常利益は同11.6%増の42億4700万円、当期純利益は同3.4%増の25億1100万円と減収増益だった。

新型コロナウイルスの影響による主要客先の一部生産停止及び減少により売上高は減少したが、輸送コストや固定費の削減などに取り組んだ。ハイテン加工技術等の中核技術を進化させるなど、グループ全体の競争力基盤の確立及び財務体質の向上を図っている。

国内では、新型コロナウイルスの影響による輸入停止に伴う代替生産部品が増加により利益が増加。中国(広州・武漢)では、生産停止に伴う費用の特別損失への振替えなどにより利益が増加した。

 今年度の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響や、世界的な半導体供給不足に伴う自動車メーカーの生産停止及び生産減少の影響など、先行き不透明な状況にあることから現時点での公表を見送った。

金型新聞 2021年6月10日

関連記事

伊藤製作所 テクニカルセンタを開設 金型部門を集約

稼働状況をモニタリング 順送り金型やプレス加工を手掛ける伊藤製作所(三重県四日市市、059-364-7111)は本社近くにテクニカルセンタを設立し、金型部門を集約。IoTを用いて稼働状況の可視化を図るほか、センシング技術…

明輝 黒柳告芳会長死去、海外・車への進出を主導

プラスチック金型メーカー、明輝(神奈川県厚木市)の黒柳告芳会長が5月5日、死去した。78歳。通夜および葬儀は近親者にて執り行った。7月24日13時半から東京會舘(東京都千代田区)で「献花式」を予定している。 黒柳氏は日本…

冨士ダイス ものづくり賞、最優秀賞を受賞

ガラス用金型材と超精密加工技術 超硬合金製金型メーカーの冨士ダイス(東京都大田区、03・3759・7181)が、精密工学会主催の「2024年度(第8回)精密工学会ものづくり賞」で最高の「最優秀賞」を受賞した。熱膨張係数の…

松井製作所 成形技術の進化支える企業力【金型応援隊】

松井製作所はプラスチック成形における周辺機器の開発などを手掛け、現場での課題を軸に切り口を広げ事業を進めるソリューションビジネスカンパニーだ。 「モールドコネクト」は金型にスマートショットカウンタを取り付けショット数とサ…

ユウワ 超精密×自動化で高い競争力

コネクタや医療など小型・超精密プラスチック部品の金型から成形まで手掛けるユウワ。今年3月に創業50周年を迎え、強みである超精密加工に加え、自動化技術を追求している。渡辺稔社長は「これからも日本でものづくりを続けるにはさら…

トピックス

関連サイト