金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

12

新聞購読のお申込み

日本アイ・ティ・エフ 大型金型の水素フリーDLCコーティング加工に力

500角100㎏に対応

前橋工場

DLCなどのコーティングを手掛ける日本アイ・ティ・エフ(京都市南区、075-931-6282)が、大型金型のDLCコーティング加工に力を入れている。自動車のマルチマテリアル化などを背景に金型へのコーティングの需要が増えており、その市場の動きに応える。

大型金型への受託コーティング加工は今年4月、前橋工場(群馬県前橋市)で開始した。自動車部品のコーティング加工をしてきたコーティング設備(十数機)に加え、大型の半自動1槽式洗浄乾燥機を新たに導入。500×500㎜、100㎏の金型に水素フリーDLC「HA‐DLC」をコーティング加工できるようにした。

自動車は、複数の素材を組み合わせて最適化するマルチマテリアルが進む。その一つとしてボディや骨格に鉄より軽いアルミの採用が広がる。しかしアルミは軟質金属で融点が低いため、プレス加工を繰り返すと摩擦による熱で凝着する。

「HA‐DLC」はHv3000以上の高硬度で、密着性に優れ、摩擦抵抗減少に効果がある。金型にコーティング加工することで表面の形状を維持し、摩擦による熱を抑制。塑性加工時のアルミの凝着を抑え、生産性を高めることができる。

前橋工場(2005年開設)はこれまで、自動車部品のコーティング加工を手掛けており、その技術やノウハウを生かし金型に展開する。

浅儀典生営業部長は「得意分野や強みを生かし金型のニーズに応えていきたい。コーティング加工の品質に加え、大型金型は重量があり、取り扱いが難しくデリバリーや安全面に取り組んでいかなければならない」。

金型新聞 2021年9月10日

関連記事

金型テクノラボ
熊本精研工業「金型製作の現場が生んだ、カメラによる機上測定」

 ワークの形状を測定するため加工機から取り外し、再び同じ状態に戻すのは極めて難しい。しかしその課題を解決する技術の一つとして近年、注目されているのが機上測定だ。今回の金型テクノラボは、金型メーカーが測定時間の短縮や加工ミ…

ミスミグループ本社 ガス抜き部品を強化

樹脂の高機能化に対応 無料モニターキャンペーンも  ミスミグループ本社(東京都文京区、03-5805-7050)がガス抜き部品の品揃えを強化している。3年ほど前から取り組み始め、「フィルター付きピン」や「スリット入れ子」…

微細精密加工に不可欠な切削工具・機器10選【Breakthrough!】

電気自動車やスマートフォンを始めとする電子端末で必要とされる部品は、ますます微細化、精密化が進む。当然、金型分野でもより微細かつ精密な加工ができる工具、機器のニーズが増してきており、メーカー各社も新たな製品の開発に取り組…

アルム NCプログラム作成完全自動化へ

金型製作における時間とコストのボトルネックの一つがNCプログラム作成。今なおノウハウを持つ技能者が手間をかけて作成することが殆どだ。だがアルムが開発したソフトウェア「ARUMCODE1(アルムコードワン)」は人工知能(A…

三豊機工 分割式ダイスケースで特許取得

長尺に対応+コスト低減 冷間圧造工具メーカーの三豊機工(愛知県春日井市、0568-81-4111)は、分割式ダイスケースで特許を取得した。登録日は3月4日で、特許番号は、特許第7034506号。 一昨年9月に実用新案登録…

トピックス

関連サイト