金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

23

新聞購読のお申込み

OKK 立型MC「VMR」をモデルチェンジ

リードタイム短縮・ 操作性や剛性を向上

OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は主力の立型マシニングセンタ「VMRシリーズ」をモデルチェンジした。モジュール(機械構成要素)として生産できるように設計レベルから見直し、リードタイムを従来比で約3分の2に短縮した。

VMRシリーズは2011年にVM53Rを発表。その後76R、VM43Rに展開を広げ、20年までに約3600台を出荷した。さなる短納期の要求に応えるため、VMRシリーズの3機種を「VM43RⅡ」、「VM53RⅡ」、「VM76RⅡ」として発売した。

操作性や剛性、熱変位対策なども向上した。摺動面自動給油装置など日常点検が必要な機器を背面に集中させ保守作業を効率化したほか、正面の扉を天井部まで開き、ワークの積み降ろしもしやすくした。

コラムとベースの結合部は幅を大幅に拡大し機械剛性を向上。旧モデルに採用した主軸ベアリング冷却やヘッド側面冷却に加えヘッド前面に冷却油を循環させる構造などを追加し、熱変位対策も強化した。

金型新聞 2021年11月10日

関連記事

【金型テクノラボ】安田工業 LabonosとMold Lock 高精度RPシステム

3Dプリンターの手軽さと切削加工機の具現化精度を兼ね備える3D造形ソリューション「Labonos(ラボノス)」。9月10日号で、その特徴を生かし試作樹脂型を自動造形することで試作品製作の様々な課題を解決する方法を紹介した…

Win Tool Japan 工具管理システムの新バージョンを発売

工具管理システムの生産、販売を手がけるWinTool Japanはこのほど、工具管理システム「WinTool」の最新バージョン「WinTool2022.2」をリリースした。 同社の「WinTool」は、切削工具やツーリン…

東京光電 離型剤の希釈率を数値化 鋳造・ダイカストの品質安定

照度計などを手掛ける東京光電(東京都足立区、03-5613-7555)が、離型剤希釈倍率計の拡販に注力している。ダイカスト・鋳造メーカーなどを中心に提案を強化。これまで正確に把握することが難しかった離型剤の希釈率や液濃度…

【金型テクノラボ】日型工業 熱変位抑える高機能金型によるゆがみの抑制

鋳造で使われるシェル中子型は280℃前後まで金属を加熱して成形するため、熱の影響を大きく受ける。これまで鋳造の世界では、この熱による変形が大きな課題で、成形不良の要因となってきた。高機能な断熱材を活用することなどで、熱を…

研削支援アプリを開発
ナガセインテグレックス

推奨加工システムを提示  ナガセインテグレックスは、タブレット端末・スマートフォン用の研削加工支援アプリを開発した。研削加工者、生産管理者、設備管理者を支援するアプリで、搭載対象は「Zeroシリーズ」や「Neoシリーズ」…

トピックス

関連サイト