超硬金型、第2世代へセパレータ用金型に挑戦 冷間鍛造、冷間圧造用の金型を手掛ける東京鋲螺工機は、燃料電池用セパレータ用の超硬合金金型の開発に着手した。これまで超硬合金を直彫切削した金型を「Tokyo‐ACE」と名付け商…
聖徳ゼロテック 本社に金型の新工場
恒温で精密金型を追求

9月にも本格稼働
電子部品などのプレス金型を手掛ける聖徳ゼロテック(佐賀県佐賀市、0952-29-6828)は、本社敷地内に金型工場を新設する。室内を恒温に保ち、EV向け部品などの精密金型製作に適した環境を整える。9月にも本格稼働する。
新工場は、本社敷地内(総敷地面積3305㎡)の北側のスペースに建設する。建屋面積727㎡の1階建てで、その半分のエリアを恒温室にする。ここに本社敷地内にある金型工場や分散する加工工場を集約する。
聖徳ゼロテックが強みとするのは、弱電向け薄板端子や強電用厚板バスバー、スチール、非鉄と幅広い分野の部品・素材に対応できること。創業から培った技術により電子部品や車載電装部品の金型とそのプレス加工も手掛ける。
新工場は、この技術力を生かし、EV部品や電子部品などの金型の精度をさらに追及するのが目的。「EV関連向けなどの仕事が増えており、精密に作れる技術を磨き、その需要を開拓したい」(古賀忠輔社長)。
現金型工場は1975年の創業時に開設したもので、今は手狭になり新たな設備導入が難しかった。そのため増設してきた切削や放電、研削などの加工工場が敷地内に点在していた。
新工場は、これまで点在していた金型製作の各工程を一つに集約することで金型の生産効率向上にもつなげる。また老朽化していた建物を新たにすることで社員が働きやすい環境に一新する。
金型新聞 WEB限定
関連記事
パンチ工業(東京都品川区、03-6893-8007)の2022年4‐9月期売上高は、11%増の216億6500万円だった。営業利益は13.1%減の15億3700万円で、原材料・資源価格の高騰が大きく影響し、増収減益となっ…
生産管理システムを手掛けるテクノア(岐阜県岐阜市、058-273-1445)は令和3年度「おかやまIT経営力大賞」(主催:おかやまIT経営力大賞実行委員会)で、優秀賞を受賞したユーザーへのシステム提供とサポートに尽力した…
溶接機メーカーが企画 女性活躍の推進に レーザー溶接機を手掛けるテラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)はこのほど、ものづくり現場で活躍する女性溶接技術者の写真を掲載したカレンダーを作成した。今月から配布…
ダイカストメ—カーのエーケーダイカスト工業所(埼玉県比企郡)、樹脂型メーカーのエービー(川崎市高津区)ら5社が連携し、ダイカスト金型向けの入れ子や部品を製作した。3Dプリンタによる冷却水管の造形だけでなく、離型剤を通すた…