金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

21

新聞購読のお申込み

日鍛工 22年受注予想・4.6%増3400億円

EV、デジタル投資が活発化

日本鍛圧機械工業会(北野司会長・アイダエンジニアリング常務)はこのほど、2022年の鍛圧機械受注額が前年比4.6%増の3400億円になる見通しを発表した。半導体などの部材不足や海運混乱などの懸念が残る一方、EV関連、充電インフラ関連、蓄電池などへの新規生産設備や、5G、DXなどのデジタル関連への継続的な投資が期待される。

国内は前年比7.4%増の1450億円になると見込む。各種補助金や税制優遇措置などが下支えとなり、堅調に推移する見通し。輸出は同4.8%増の1100億円と予想する。欧米を中心に設備投資が活発化し、東南アジアやインドなどでも回復が期待される。

機種別ではプレス系が前年比7.7%増の1400億円と見込む。EV化対応やデジタル関連を含めた新規投資や自動化・効率化投資が活発化し、需要が拡大するとみる。板金系は前年比4.5%増の1150億円と予想する。半導体装置やインフラ関連向けなどの需要が増加するとみられる。

21年の受注額は前年比41.8%増の3250億円になる見通し。日本鍛圧機械工業会は「国内外ともに全般的に設備動向に回復感が感じられる」としている。

金型新聞 2022年1月10日

関連記事

9月の金型生産実績

9月の金型生産実績

前年同月比 0.4%減の345億3,500万円 プレス型は4.4%増、プラ型は6.3%減 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年9月の金型生産実績をまとめた。それによる…

待ちから攻めへ

待ちから攻めへ

方向見極め、変化し攻める  昨年は補助金や投資減税などアベノミクスによる諸施策が奏功し、まだら模様ながら日本の製造業を明るいものにした。円安で輸出型の大手企業を中心に業績急回復。金型業界にもその影響は波及しつつあり、複数…

金型も緊急事態<br> 新型コロナ

金型も緊急事態
新型コロナ

受注相次ぎキャンセル部品調達しにくく  新型コロナウイルスの感染拡大が金型業界にも大きな影響を及ぼしている。金型新聞社が全国の金型メーカーを対象に実施したアンケート調査では、半数以上の企業が「受注が延期もしくはキャンセル…

高硬度材を切削<金型向けの工具、続々>

高硬度材を切削<金型向けの工具、続々>

新たな被膜や刃形 高硬度材を加工できる金型向けの切削工具の種類が豊富になっている。切削工具メーカーが昨年から、新たな被膜や刃形の高硬度材用の工具を相次いで発売。焼き入れ鋼をはじめ、超硬合金を直彫りできる工具も登場している…

金型12月生産実績 前年同月比15.9%増の269億1,500万円

プレス型は45.6%増、プラ型は2.2%減 2022年1月の金型生産は、前年同月比15.9%増の269億1,500万円となった。前月比では14.2%減。数量は前年同月比6.9%増で、前月比では20.6%減の3万4,708…

トピックス

AD

FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Qua...

樹脂成型品の工程管理・不具合解析 樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分... 続きを読む

関連サイト