静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センター(浜松市浜名区)は、ステンレス系粉末を用いたプラスチック用金型の造形技術を開発した。これまで3Dプリンタでの造形が難しいとされていたSUS420J2系金型材料に相当する粉末で残…
岡本工作機械製作所 超精密加工のテスト対応
室温±0.2度の恒温室


岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)はこのほど、本社工場内に室温22度±0.2度で管理された「ウルトラ恒温室」を設置した。鏡面金型プレートやスマホレンズ金型など超精密加工のテスト対応や技術開発などに活用する。
恒温室内にはCNC超精密平面研削盤「UPG63CALi2」を設置した。摺動面に静圧スライドとリニアモータ駆動を採用したモデルで、平面度1μmレベルの超精密研削加工が可能。室温は空調で管理し、油圧タンクなど熱源は恒温室外に設置することで高い水準の恒温を維持している。
需要拡大が予測される電子部品関連の高精度超精密部品向け金型などの加工テストを行い、技術開発などにつなげる考え。また、ユーザーからのテスト加工なども受け付けている。担当者は「EVや5Gなどによって、新しい加工に挑戦したいというニーズは年々増えている。当社をぜひ活用してほしい」としている。
金型新聞 2022年1月10日
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