専門知識なくても導入可能 人工知能(AI)開発のLeapMind(リープマインド、東京都渋谷区、03-6696-6267)はこのほど、外観検査で活用できる異常検知のディープラーニングモデルを開発し、提供を開始した。正常デ…
三井精機工業 高精度加工の自動化技術を披露
工場見学会を開催
![](https://kanagata-shimbun.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/a1c1420654883f6236a2083bc79438e0-1024x683.jpg)
三井精機工業(埼玉県川島町、049-297-5555)は3月9~11日の3日間、本社工場で工場見学会を開いた。「高精度加工の自動化」をテーマに、機上計測を搭載したジグ研削盤や微細加工に特化した立形マシニングセンタ(MC)などを披露した。
3日間でユーザーなど約150人が来場した。製造現場の見学を行った他、MCやジグ研削盤、ねじ研削盤などを展示し、同社が提案する最新加工技術を紹介した。
ジグ研削盤「J350G」では機上計測装置を搭載し、加工後のワーク測定や加工前の芯出し、砥石の計測などを自動化。これまで熟練作業者にしかできなかった1~2μm程度の追い込み加工を自動化した。
また、医療や半導体などで需要が拡大している微細加工では、立形MC「PJ303X」で加工したワークサンプルを展示。加工面の表面粗さがシングル(一桁)ナノメートルの鏡面切削サンプルや、同時5軸による球面加工サンプルなどを紹介した。
加藤欣一社長は「熟練作業者の不足や、作業者の多様化が進む中、当社の機械や提案によって、高精度加工を実現するお手伝いをしていきたい」と語った。
金型新聞 2022年4月10日
関連記事
自動車のタイヤはリブやサイプ(溝)などの形状パターンによって、性能が変化すると言われる。性能を向上させるために、より複雑なデザインのトレッド(表面)が増加する一方で、金型製造にかかるコストの削減、リードタイムの短縮が課題…
室温±0.2度の恒温室 岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)はこのほど、本社工場内に室温22度±0.2度で管理された「ウルトラ恒温室」を設置した。鏡面金型プレートやスマホレンズ金型など超精密加工の…
C&Gシステムズはこのほど、工程管理システム「AIQ(アイク)」の新バージョンの販売を開始した。量産管理に対応する新モジュールを新設し、金型だけでなく、成形メーカーでの適切な資材調達に貢献する。 アイクは金型メー…
マイクロボール工具で加工 レンズ金型を手掛けるワークス(福岡県遠賀町、093-291-1778)はガラス製両面マイクロレンズアレイ(MLA)の金型を開発した。独自の微細なナノ多結晶ダイヤモンド(NPD)工具による加工技術…