半導体の需要拡大受け超硬金型が好調 冨士ダイスの2021年4‐12月期連結決算は、売上高が125億5400万円(前年同期比22.7%増)、当期純利益が8億1900万円(前年同期比244.9%増)と増収増益となった。 超硬…
TOWA 過去最高益を更新 22年3月期
半導体事業がけん引

TOWAが5月12日に発表した22年3月期の連結決算は売上高506億6600万円(前年同期比70.6%増)と過去最高を記録した。営業利益は115億500万円(同3.2倍)となり、全利益で過去最高を更新。売上高500億円を目標とした10年計画を2年前倒しで達成した。
けん引役となったのが、主力の半導体封止用金型を中心する半導体製造装置事業。半導体の世界的な需要増や、中国の内製化などを背景に、同事業の売上高は467億円と76%増加した。売上の増加で工場の稼働率が向上したことなどから、利益率も改善し、営業、経常、当期純利益も過去最高となった。
14年にスタートした10か年計画も2年前倒しで達成。14年3月期から8年で3倍近く売上を伸ばした。
23年3月期は売上高550億円と過去最高を見込む。また、2032年を最終年度とする新たな10か年計画を策定した。
金型新聞 2022年6月9日
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