自動化と人材育成—。自動車産業に関わらず、あらゆる製造現場において共通の課題となっている。人手不足は深刻化しており、課題解消に自動化、省力化は欠かせない。いかに若手に技能を伝承していくかも喫緊の課題となっている。一方で、…
TOWA 過去最高益を更新 22年3月期
半導体事業がけん引

TOWAが5月12日に発表した22年3月期の連結決算は売上高506億6600万円(前年同期比70.6%増)と過去最高を記録した。営業利益は115億500万円(同3.2倍)となり、全利益で過去最高を更新。売上高500億円を目標とした10年計画を2年前倒しで達成した。
けん引役となったのが、主力の半導体封止用金型を中心する半導体製造装置事業。半導体の世界的な需要増や、中国の内製化などを背景に、同事業の売上高は467億円と76%増加した。売上の増加で工場の稼働率が向上したことなどから、利益率も改善し、営業、経常、当期純利益も過去最高となった。
14年にスタートした10か年計画も2年前倒しで達成。14年3月期から8年で3倍近く売上を伸ばした。
23年3月期は売上高550億円と過去最高を見込む。また、2032年を最終年度とする新たな10か年計画を策定した。
金型新聞 2022年6月9日
関連記事
AGFなど搬送の自動化も視野 プレス金型やプレス加工を手掛ける伊藤製作所(三重県四日市市、059・364・7111)は増設したプレス工場でプレス加工の自動化ラインを稼働させた。新たに受注した車載・電子部品に対応する順送プ…
ムトー精工はこのほど、岐阜県各務原市の本社工場の近くに新工場向けの用地を落札したと発表した。増加する電動車向けの受注増加に対応する。工場の着工や規模などは今後詰める。 岐阜県各務原市が進めている工業団地の用地2万2724…
自動車用プレス金型メーカーの富士テクニカ宮津(静岡県駿東郡)はロボットを活用し、金型の焼入れの自動化を進めている。自動化システムは、親会社である東洋鋼鈑(東京都品川区)グループ会社の鋼鈑工業(山口県下松市)と協働で開発。…
エムエス製作所(名古屋市、迫田邦裕社長)と山一ハガネ(名古屋市緑区、寺西基治社長)は共同でパソコンのキーボードにラップをかけコロナウイルスの感染を防ぐ「TOUCH WRAP(タッチラップ)」を開発した。 市販のラップの未…


