金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

30

新聞購読のお申込み

ルッドリフティングジャパン 積載荷重2.5tの金型反転機

電ドラで稼働、移動しやすく

ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06-6536-8807)は、ルッド社(ドイツ)のコードレス金型反転機「ツールムーバー」の販売を始めた。

電動ドライバーを差し込み回転させるとチェーンドライブの仕組みでテーブルが回転する。重さ2.5tまでの金型を載せ、反転できる。

4本の足で支え、アンカーを打つ必要が無い。金型を反転させる現場に応じてクレーンで吊り上げて移動したり、フォークリフトで持ち上げて運んだりすることもできる。

重量2.5t未満の比較的小さな金型はクレーンで吊り上げ反転させることが多い。しかしその作業中に手でチェーンを取り外し、付け替えるなど危険な場面があった。

一方、金型反転機を使う多くの場合、油圧や電気など動力源が必要で、またアンカーを打ち込み固定するためその場でしか使えないことがあった。

ツールムーバーはそうした作業の危険や、使用する際の不便を解消できる。また経験の浅い作業者や女性にも安全に金型反転の作業ができる。

オプションでテーブルにマットを付けたり、その横に金型の組み立てや調整ができる作業台を付けたりすることができる。テーブルの水平は脚で調整できる。標準仕様で約200万円。

金型新聞 WEB限定

関連記事

【Breakthrough!】微細加工機

半導体やレンズ、電子部品など微細精密な金型は成長分野の一つだ。こうした市場に参入するには微細精密加工機は欠かせない。その技術は日進月歩で、加工精度もサブミクロンレベルが当たり前になっている。最近では参入する機械メーカーが…

精密、高精度、短納期、ニーズに応える金型材・金型部品

自動車の電動化やSDGs、カーボンニュートラルなどモノづくりを取り巻く環境が大きく変化しようとしている昨今、金型作りにおいても、さらに長寿命化や短納期、高精度といった高難易度な金型が求められている。そのためには新たな材料…

産業技術総合研究所 熱に弱い材料からナノ構造を再現する金型作製技術【金型テクノラボ】

金型作製プロセスでは原型に熱が影響することから、原型としての材料選択肢は少ない。産業技術総合研究所では構造を高精度に保存可能な金属薄膜を40度で成膜することができる低温成膜技術を開発した。この技術で3万個以上の小さな眼で…

精密、高精度 ニーズに応える型材・部品特集

 超精密、高精度、短納期、長寿命化—。こうした高度化する金型へのニーズに対応するには、あらゆる加工技術や素材技術が必要だ。中でも、鏡面性が得られるのか、離型性が高いのか、長寿命化が図れるのかなど、金型の本質的な機能に直結…

ドレス作業を自動化
岡本工作機械製作所

精密平面研削盤「PSG-SA1シリーズ」 現場の課題  一般砥石での研削加工で必須となるドレッシング工程は、研削サイクル中に入れることができないため、その都度オペレータが管理しなければならない。昨今の人手不足や技能者不足…

トピックス

関連サイト