金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

27

新聞購読のお申込み

金型5月生産実績 前年同月比16.7%増の264億1900万円

プレス用金型は44.2%増、プラ用金型は3.6%増

詳細は表をクリック
詳細はグラフをクリック
詳細はグラフをクリック

2022年5月の金型生産は、前年同月比16.7%増の264億1,900万円と大幅に増加した。前月比では6.9%減となった。数量は前年同月比2.2%減、、前月比では4.9%増の4万2,641組、重量は前年同月比20.5%増と大幅に増えたが前月比では18.6%減の9,526トンとなった。

プレス用金型の金額は111億1,100万円で前年同月比44.2%増と大きく伸長したが、前月比では3.6%の微減となった。数量は前年同月比で16.2%の大幅増だが、前月比では横ばい。重量ベースでも同様に前年同月比34.8%増と大きく昨年を上回ったが、前月比では21.0%の減少となった。

プラスチック用金型は、金額が93億6,100万円で前年同月比3.6%増、前月比では11.3%減と100億円を割り込んだ。数量は前年同月比4.4%減(前月比では14.8%の減少)、重量は同8.2%増(前月比では24.8%の減少)と前年同月より増加したものの、前月比では大きく減少した。

ダイカスト用金型は前年同月比11.0%増の27億6,200万円、粉末冶金用金型も同21.2%増の6億円と前年を上回った。一方、鍛造用金型は同9.6%減の14億3,700万円、鋳造用金型も同28.1%減の3億9,200万円、ガラス用金型も6.9%減の1億8,800万円、ゴム用金型も同4.1%減の5億6,700万円と前年を下回った。合計では増加傾向にあるものの、型種別には月ごとにまだら模様が続いている。

金型新聞 2022年8月10日

関連記事

2023年鍛圧機械受注見通し 前年並みの3715億円

日本鍛圧機械工業会(北野司会長・アイダエンジニアリング常務)はこのほど、2023年の鍛圧機械受注額が前年並みの3715億円になると発表した。国内外ともに電気自動車(EV)関連や、半導体製造装置関連、省エネ設備関連向けの設…

本紙アンケート×統計データで読み解く金型の現況<br>金型メーカー業績回復

本紙アンケート×統計データで読み解く金型の現況
金型メーカー業績回復

需要戻り、社数減少  金型業界に激震が走ったリーマン・ショック(2008年)から約8年半経ち、金型メーカーの業績が回復している。自動車や半導体向けの需要が回復した一方で社数が減り、勝ち残った会社に仕事が集まっている。ただ…

2023年7月金型生産実績 前年同月比20.6%減の239億円

プレス用金型は31.1%減、プラ用金型は26.2%減 2023年7月の金型生産は、前年同月比20.6%減の239億円、前月比では7.6%の減少と大きく落ち込んだ。数量は前年同月比6.1%減、前月比では21.2%の大幅減と…

待ちから攻めへ

待ちから攻めへ

方向見極め、変化し攻める  昨年は補助金や投資減税などアベノミクスによる諸施策が奏功し、まだら模様ながら日本の製造業を明るいものにした。円安で輸出型の大手企業を中心に業績急回復。金型業界にもその影響は波及しつつあり、複数…

【金型生産実績】2021年4月 9.5%減の267億8,700万円

プレス型は18.6%減、プラ型は3.7%減 2021年4月の金型生産は、前年同月比9.5%減の267億8,700万円なった。前月比では35.8%減と大きく落ち込んだ。3月が決算期であることも影響したと考えられる。数量は前…

関連サイト