需給ギャップが改善し、明るさも戻り始めた金型業界。後押しの一つとなっているのが、一部で言われる金型の国内回帰だ。果たして本当に国内に回帰しているのか。どんな金型が戻っているのか。一方、ここにきて「職人」不足を危惧する金型…
10月金型生産実績 前年同月比1.4%増の262億2400万円
プレス用金型は21.8%減、プラ用金型は6.5%増
2022年10月の金型生産は、前年同月比9.7%減の273億3,400万円となった。前月比では21.6%減と大幅に減少。数量は前年同月比13.1%増、前月比でも11.5%増の4万2,128組、重量は前年同月比9.5%減、前月比でも15.7%減の1万1,396トンとなった。小型の金型生産が増えたのか。
プレス用金型の金額は106億7,300万円で前年同月比21.8%の大幅減。前月比では38.9%の大幅減で、前月が大きく伸びた反動か。数量は前年同月比で21.8%の増、前月比では2.8%の減少。重量ベースでは前年同月比18.3%減、前月比で24.0%の減少。
プラスチック用金型は、金額が103億6,100万円で前年同月比6.5%増となった。前月比では4.6%の減。数量は前年同月比1.8%減(前月比では2.2%の減少)、重量は同26.0%増(前月比では3.7%増)となった。
ダイカスト用金型は前年同月比6.7%減の31億2,200万円、鍛造用金型も同1.2%減の16億6,300万円。粉末冶金用金型も同18.3%減の3億7,100万円、鋳造用金型は同41.6%減の3億1,200万円で前年同月を大きく下回った。ゴム用金型は同7.0%減の6億1,300万円、ガラス用金型は同0.5%増の2億1,800万円となった。
金型新聞 2023年1月10日
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