金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

23

新聞購読のお申込み

日本精機 水管内部の形状を崩さない化学研磨液を開発

日本精機(愛知県名古屋市、052-736-0611)は、金属3Dプリンタで造形した水管内部の形状を崩すことなく、面粗度も改善できる化学研磨液「N FCP100」を開発した。プリンタで造形した金型以外の水管研磨にも有効で、新たな水管の研磨方法として拡販する。

金属3Dプリンタによる利点として、自由水管による冷却効果の向上がある。しかし、自由な形状なだけに水管内部の処理が難しく、「バリ、面粗度の悪いところから品質が悪化し、金型のトラブルにつながることがあった」(松原雅人常務)。

これまでよく使われてきたのは流体研磨。ただ、流体を流す方向などによっては、バリが除去できなかったり、形状を損ねたりすることもあったという。

NFCP100は同時に開発した装置を使い、水管内部を循環させるだけ。砥粒などによる物理的な研磨を行わないので、内部の面粗度向上はもとより、形状を崩さず、研磨できる(写真)。

ある自動車メーカーでは、金属3Dプリンタで造形したシリンダブロックのウォータージャケット入子に採用。その効果を検証するためのトライを開始した。

また、同研磨液はプリンタで造形した金型以外にも効果を発揮する。松原常務は「ダイカスト金型の水管の研磨で困っている顧客に提案していきたい」としている。

金型新聞 2023年1月10日

関連記事

双葉電子工業 射出成形用AIを販売

成形条件を自動で提示 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475・24・1111)はこのほど、MAZIN(東京都中央区)が提供する射出成形現場で活用できるAI技術の販売を開始した。双葉電子工業の金型内計測システムと組み合わせて…

テクノア リアルタイムで進捗把握できるクラウド対応版を発売

テクノア(岐阜県岐阜市、03-5649-3211)は9月1日、定額サービスを採用したクラウド対応型生産管理システム「TECHS‐S NOA」を発売した。バーコードリーダーやハンディターミナルを利用し、リアルタイムで進捗状…

ミツトヨ、三次元測定の最上位機種を発売

サブミクロン台の精度、筐体デザインも刷新 ミツトヨ(川崎市高津区、044・813・8201)はこのほど、CNC三次元測定機の最上位機種「LEGEXシリーズ」を改良した「LEGEX匠」を発売した。サブミクロン台の測定精度を…

三菱電機 形彫の中型機種

AIで安定化・高速化を実現 三菱電機(東京都千代田区、03-3218-2111)はこのほど、形彫放電加工機「SGシリーズ」から小物から中大物加工に適した中型機種の「SG28」を発売した。AI技術を用いた加工制御と最新の機…

大同特殊鋼が3Dプリンタ用の新粉末 150㎜以上の造形可能

大同特殊鋼はこのほど、3Dプリンタ用金属粉末「DAP‐AM」シリーズの第3弾として、「LTX420」の販売を開始した。同製品は、プラスチック金型に適したステンレス系粉末。連続的な造形において、割れを抑えるとともに、大型サ…

トピックス

関連サイト