金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

08

新聞購読のお申込み

日本精機 水管内部の形状を崩さない化学研磨液を開発

日本精機(愛知県名古屋市、052-736-0611)は、金属3Dプリンタで造形した水管内部の形状を崩すことなく、面粗度も改善できる化学研磨液「N FCP100」を開発した。プリンタで造形した金型以外の水管研磨にも有効で、新たな水管の研磨方法として拡販する。

金属3Dプリンタによる利点として、自由水管による冷却効果の向上がある。しかし、自由な形状なだけに水管内部の処理が難しく、「バリ、面粗度の悪いところから品質が悪化し、金型のトラブルにつながることがあった」(松原雅人常務)。

これまでよく使われてきたのは流体研磨。ただ、流体を流す方向などによっては、バリが除去できなかったり、形状を損ねたりすることもあったという。

NFCP100は同時に開発した装置を使い、水管内部を循環させるだけ。砥粒などによる物理的な研磨を行わないので、内部の面粗度向上はもとより、形状を崩さず、研磨できる(写真)。

ある自動車メーカーでは、金属3Dプリンタで造形したシリンダブロックのウォータージャケット入子に採用。その効果を検証するためのトライを開始した。

また、同研磨液はプリンタで造形した金型以外にも効果を発揮する。松原常務は「ダイカスト金型の水管の研磨で困っている顧客に提案していきたい」としている。

金型新聞 2023年1月10日

関連記事

セイロジャパン NCBrain AICAMによる自動軌跡作成[金型テクノラボ]

熟練作業者の高齢化に伴い、製造現場での人手不足が進む中、金型のCAM工程でも作業効率の向上や技能伝承の効率化が課題となっている。こうした課題を解決するのが、「NCBrain AICAM(エヌシーブレイン エーアイキャム)…

AIが自動でNCデータを最適化
GENIO Solutions

 GENIO Solutions(神戸市東灘区、078-854-5524)は、RoborisSrl社製のAI搭載NCデータ最適化システム「Eureka Chronos」の販売を7月1日から開始した。  「Eureka C…

設計自由度高めた3D造形技術 大陽日酸【金型テクノラボ】

金属3Dプリンタが試作造形や最終製品にとどまらず、金型づくりでの採用も進んでいる。活用が広がる一方、多くのプリンタで課題とされるのが、オーバーハング部を支えるサポート部への対応と、熱効率を最大化するための大口径化だ。本稿…

金属3Dプリンタ受注開始
東芝機械

 東芝機械は、小型から大型部品の造形が可能な金属3Dプリンタ「ZKシリーズ」の受注を開始した。レーザと金属粉末を同時に照射し造形する指向性エネルギー堆積方式(DED)方式で、高速、高精度な造形を可能にした。  ZKシリー…

ミツトヨ、三次元測定の最上位機種を発売

サブミクロン台の精度、筐体デザインも刷新 ミツトヨ(川崎市高津区、044・813・8201)はこのほど、CNC三次元測定機の最上位機種「LEGEXシリーズ」を改良した「LEGEX匠」を発売した。サブミクロン台の測定精度を…

トピックス

関連サイト