金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

02

新聞購読のお申込み

日本精機 水管内部の形状を崩さない化学研磨液を開発

日本精機(愛知県名古屋市、052-736-0611)は、金属3Dプリンタで造形した水管内部の形状を崩すことなく、面粗度も改善できる化学研磨液「N FCP100」を開発した。プリンタで造形した金型以外の水管研磨にも有効で、新たな水管の研磨方法として拡販する。

金属3Dプリンタによる利点として、自由水管による冷却効果の向上がある。しかし、自由な形状なだけに水管内部の処理が難しく、「バリ、面粗度の悪いところから品質が悪化し、金型のトラブルにつながることがあった」(松原雅人常務)。

これまでよく使われてきたのは流体研磨。ただ、流体を流す方向などによっては、バリが除去できなかったり、形状を損ねたりすることもあったという。

NFCP100は同時に開発した装置を使い、水管内部を循環させるだけ。砥粒などによる物理的な研磨を行わないので、内部の面粗度向上はもとより、形状を崩さず、研磨できる(写真)。

ある自動車メーカーでは、金属3Dプリンタで造形したシリンダブロックのウォータージャケット入子に採用。その効果を検証するためのトライを開始した。

また、同研磨液はプリンタで造形した金型以外にも効果を発揮する。松原常務は「ダイカスト金型の水管の研磨で困っている顧客に提案していきたい」としている。

金型新聞 2023年1月10日

関連記事

牧野フライス製作所 大型加工機のレトロフィットを強化

大型機中心に年20台 牧野フライス製作所は、大型加工機を中心にレトロフィットやオーバーホール事業を強化する。年間で最大20台程度対応できる体制を整え、今年度内には同事業の売上高を3~5億円を目指す。 子会社の牧野技術サー…

日立ハイテク 切削精度向上サービスの提供を開始

たわみ補正をデジタル化 日立ハイテク(東京都港区、03-3504-7111)は今年4月、「切削精度向上サービス」の提供を開始した。熟練者の経験で行っていた主軸のたわみ補正をデジタル技術で代替する。同サービスにより属人化か…

【特集】型材・部品

日本の金型は超大型、超精密、超微細、超短納期といった言葉が当たり前の時代になり、よりハイエンドな金型が求められている。例えば、自動車のホットスタンプや半導体関連など超精密、複雑形状な金型で、長寿命化やメンテナンス性の良さ…

ヤマシタワークス 「ハイブリッド打錠用きね」が発明奨励賞を受賞

ヤマシタワークスはこのほど、薬品などの錠剤を錆びずに打錠できる「ハイブリッド打錠用杵」で、発明協会の「発明奨励賞」を受賞した。同賞は科学技術の発展と産業振興に貢献した製品や技術に贈られる賞。 受賞した製品は同社の鏡面磨き…

超硬金型の寿命改善
シルバーロイ

耐蝕性超硬合金「Rタイプ」 シルバーロイの公式製品紹介・お問い合わせはこちらから 現場の課題  生産性向上のために、超硬合金金型の寿命をもっと延ばしたい。 提案・効果  一般的な超硬合金材質から、シルバーロイの最新の耐蝕…

トピックス

関連サイト