自動車のウェザーストリップなどゴム金型を手掛けるエムエス製作所(愛知県清須市)は人材育成に力を入れ、『現代の名工』や『あいちの名工』、国家検定資格の1級技能士を多数輩出している。2023年にNC旋盤工で『現代の名工』を受…
【ひと】誠武製造部・伊澤高雄さん(44)
天職の金型磨きでコンテストを優勝した
誠武 製造部
伊澤 高雄 さん

伊澤 高雄 さん
与えられた時間は3分。その限られた時間の中で、金属を磨き、表面の精密さを競う。鏡のように輝く仕上がりにするには卓越した技能とノウハウが要る。
昨年、インターモールド2019のジーベックテクノロジーのブースで開かれた金型磨きコンテスト。表面粗さ57μmに仕上げ、参加者の頂点に立った。
「これまでの人生でコンテストや大会で優勝したことが無かった。積み重ねてきた努力がこうした形で実を結び、心から嬉しい」。
もともとホテルマンを目指していたが、専門学校に通ううち将来性に不安を感じた。試作品や金型を手掛ける誠武は就職情報誌で見つけた。面接を受けたことに確たる理由は無かった。新たな道を探していた偶然の出会いだった。
ところが金型づくりは水があった。切削加工を担当し日々、マシニングセンタと向き合い、課題に挑む。その中で、「自分には一つのことに集中し作り上げる仕事が肌に合っていると感じた」。
数年前から金型磨きを担当。「磨きの魅力は複雑な形状を磨いたときの達成感とお客様に喜んで頂いたときの満足感。これは何にも代えがたい」。
金型磨きを天職と感じている。「これからもお客様のために、妥協することなく腕を磨き続けていきたい」。
金型新聞 2020年11月10日
関連記事
三菱電機は50年以上に渡って、高精度、高性能な放電加工機を開発し、付加価値の高い金型づくりに貢献してきた。近年では省人化ニーズへの対応に注力する他、金属3Dプリンタを開発するなど技術領域を広げている。同社は今後、金型業界…
微細成形ラボを設立 量産化までの支援サービスを提供 自動車や医療などの精密プラスチック射出成形用金型を手掛ける米山金型製作所は今年9月、微細成形技術が提供可能な「微細成形ラボ」を設立する。既存設備よりも大型の射出成形機を…
いかにトライ数を減らすか ―アルミ材用金型に取り組んだきっかけは。 「1988年にホンダのNSXに関わったのがきっかけ。オールアルミボディを採用した自動車で、当社では一部の金型を手掛け、量産はほぼ全てのアルミ部品の生産…
特殊鋼材料の販売や金型のメンテナンスを手掛ける商社の南海モルディ(22年9月に南海鋼材から社名変更)は、オリジナル製品「予熱くん」や「肉盛りくん」を開発、販売し好評を得ている。 「予熱くん」は、製造前の金型予熱、焼き嵌め…
