〝知能〟と〝智能〟を区別 金型メーカーなりの自動化 前号では、「次世代自動車の登場で金型がどう変わるか―2030年の金型業界―」について、現状の課題や見通し、考え方などいろいろな意見が出された。2回目の今月号は、そう…
物流と加工の新拠点
日立金属
金型用工具鋼 供給時間20%減
日立金属(東京都港区、03-6774-3001)はこのほど、金型用工具鋼の物流倉庫と加工工場を埼玉県加須市に集約した新拠点を設立した。5つの拠点を1拠点に集めることで、製品の納期を従来の約20%短縮する。金型用工具鋼の流通センターとしては国内最大規模となる。
新拠点「東日本物流加工センター」は、金型用工具鋼の販売会社である日立金属工具鋼の東日本地区の物流センターとして稼働する。投資額は約30億円。
東日本地区はこれまで、埼玉県加須市の2工場で中・小型品、栃木県真岡市の3工場で大型品を扱っていた。これら5拠点の機能を一つに集約することで、顧客からの引き合いから納入までのリードタイムを約20%短縮する計画。
同センターには、立体自動倉庫やプレート加工までの自動一貫ラインを導入する。また、ガンドリルマシンなども設備し、機械加工体制の強化も図る。さらにeコマースシステムの刷新も予定している。こうした取り組みによって、納入体制の強化やサービスの向上を目指す。
金型新聞 2020年12月10日
関連記事
X線で樹脂成形品の形状や内部を計測し製品図面との誤差を金型図面にフィードバック。そんな類の無い方法で金型修正の時間短縮を提案する装置メーカーがある。3次元測定機などで世界的に知られるカールツァイス(大阪府吹田市、06・…
樹脂型の離型性向上 ユケン工業(愛知県安城市、0566・73・2131)は、人気の樹脂成形型用被膜「Yコート BL」を施す前に金型への特殊ディンプル加工(深さ=2~3㎛)を行うことで離型性を大幅に向上する「Yコート B…
現場の生産性向上、人手不足の解消に向けて、多くの金型企業が関心を寄せる自動化。近年の自動化技術は目覚ましい進化を遂げており、ロボットやIoT、AIなどの次世代技術によって、これまで以上に高度な自動化が可能になっている。こ…
形彫放電は特定の高度な金型では不可欠な加工技術。最終工程に近いため、ミスができず、工程の負荷が高くなることある。加えて、電極消耗を考慮する必要があるため、加工条件の設定など、職人技術が求められることが多い。本特集では、こ…