金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

21

新聞購読のお申込み

【年頭所感】日本金型工業会東部支部支部長・鈴木 教義

存在感を世界に示す

 数年前、日本政府が「Society5.0」を策定しました。昨今では盛んにDXの必要性が叫ばれ、IoT、AI、クラウド、ビッグデータなど、様々な言葉が飛び交っています。「2025年の崖」問題もクローズアップされ、わかっていながらも何から手を付ければよいのか、悩みは尽きないと思います。

 まずは自社の特色や強みをより強固にするため、デジタル技術で何をしたいのかを社内で共有し、自らが先頭に立って推し進めていく必要があると感じています。

 英国は、2030年にはガソリン・ディーゼル車の新車販売を禁止すると表明しました。今後さらにEV化を加速させる動きが世界中で起こると予想されます。

 通信市場でスマホが普及したように、自動車市場でも暮らしに関わる大変革期を迎えています。これは、量産の根幹を支えている私たち金型業界にとってチャンスと捉え、今以上に技術・品質・コストに拘り、日本の金型の存在感を世界に示していきたいものです。

 舵取りの難しい年となりそうですが、その不安を払拭するべく、当会としても会員企業の皆様に役立つ活動を心がけてまいります。

関連記事

日本金型工業会 「金型の日」記念式典 優良従業員110人を表彰

日本金型工業会(小出悟会長、小出製作所社長)は11月25日、上野精養軒(東京都台東区)で第49回「金型の日」記念式典を開催した。会員など190人が参加した。 「金型の日」は1957年11月25日に同工業会が設立されたのを…

金型工業会・支部がオンラインで新年会

東部支部  DXなど次代に向け 日本金型工業会・東部支部(鈴木正義支部長)は1月21日、オンラインで新年会を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンライン開催に切り替えた。 鈴木支部長はあいさつで「カーボンニ…

価格転嫁、6割が苦慮 日本金型工業会が調査

会員179社が回答 依頼文書作成し交渉を後押し 日本金型工業会(小出悟会長)が実施した金型材の高騰に関するアンケートによると、6割近い企業が「価格転嫁ができていない」状況にあることが分かった。 アンケート調査は11月初旬…

型技術協会 2月22日にウェブで講習会

研削・放電・切削の基礎知識 型技術協会(横浜市中区、045-224-6081)は2月22日、研削加工や放電加工、切削加工の基礎をテーマに、金型加工に必要な技術や知識を紹介するウェブ講習会を開く。 研削加工は成型を繰り返し…

金型技術振興財団 助成事業の公募開始

金型技術振興財団(千葉県茂原市、047-27-3210)は2021年度の助成研究事業などの公募を開始した。締め切りは7月30日。 金型や成形技術などを対象にした研究開発助成は、1件200万円以内総額1000万円まで。助成…

トピックス

AD

FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Qua...

樹脂成型品の工程管理・不具合解析 樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分... 続きを読む

関連サイト