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【年頭所感】日本金型工業会東部支部支部長・鈴木 教義

存在感を世界に示す

 数年前、日本政府が「Society5.0」を策定しました。昨今では盛んにDXの必要性が叫ばれ、IoT、AI、クラウド、ビッグデータなど、様々な言葉が飛び交っています。「2025年の崖」問題もクローズアップされ、わかっていながらも何から手を付ければよいのか、悩みは尽きないと思います。

 まずは自社の特色や強みをより強固にするため、デジタル技術で何をしたいのかを社内で共有し、自らが先頭に立って推し進めていく必要があると感じています。

 英国は、2030年にはガソリン・ディーゼル車の新車販売を禁止すると表明しました。今後さらにEV化を加速させる動きが世界中で起こると予想されます。

 通信市場でスマホが普及したように、自動車市場でも暮らしに関わる大変革期を迎えています。これは、量産の根幹を支えている私たち金型業界にとってチャンスと捉え、今以上に技術・品質・コストに拘り、日本の金型の存在感を世界に示していきたいものです。

 舵取りの難しい年となりそうですが、その不安を払拭するべく、当会としても会員企業の皆様に役立つ活動を心がけてまいります。

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