生成AI、5Gの進展や、EV化による電子部品の増加により、半導体市場の継続成長が見込まれている。同時に半導体を熱・光・物理的衝撃などの外的要因から保護するための半導体封止に用いられる半導体封止金型の需要も増加傾向にある。…
ヘキサゴン・メトロジー 使い分け可能なスキャナ
測定アームとレーザートラッカー
ヘキサゴン・メトロジー(神奈川県相模原市、042-700-3500)はこのほど、高精度スキャナ「Absolute Scanner AS1」を発売した。再校正の必要なく、測定アームとレーザートラッカーの両方で使用でき、小型から大型まで幅広いワークに対応する。
高分解能の青色レーザ・ライン・スキャナを採用。最大スキャン幅150㎜で、最大毎秒120万点の測定データが取得でき、高速、高精度測定を可能にした。また、「SHINEインテリジェント自動露光調整機能」を搭載し、様々な表面素性に対応する。
同社製「Absolute Arm7軸システム」と組み合わせることで、アーム型測定器として使用できる。最大30mの測定距離で50μm以内のスキャン精度を実現する。また、トラッカー用のスキャナポジショナ「AP21」と組み合わせることで、レーザートラッカーとしても使用可能。ロボットに「AP21」を取り付け、自動化を図ることもできる。
金型新聞 2021年7月10日
関連記事
WEB上で保全履歴やパーツ見積依頼 ジェイテクトは工作機械のアフターサービス強化として、サイトからWEB登録すると、所有機一覧や修理点検履歴、パーツ購入履歴など閲覧できるWEBサービスを始める。さらに、有料のM2Mサービ…
500角100㎏に対応 DLCなどのコーティングを手掛ける日本アイ・ティ・エフ(京都市南区、075-931-6282)が、大型金型のDLCコーティング加工に力を入れている。自動車のマルチマテリアル化などを背景に金型へのコ…
金属3Dプリンタを用いた金型製作は、冷却水管の自由設計や複合工作機械による製造工程の短縮など、航空宇宙や医療と並ぶ3Dプリンタの特長が活かせる有力な分野だ。本稿では、3Dプリンタによる微細穴の造形技術を応用し、内部から離…
順送プレス金型などの大型プレートは、平面度を維持するために再研削によって何度も繰り返し使用されている。また、焼き入れ処理を行うため、反りが発生し、加工時間の増加や測定方法などが課題となっている。ここでは、このような金型プ…