金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

14

新聞購読のお申込み

DMG森精機 大型ワークの積層に対応

レーザ金属積層造形機

DMG森精機は旋削とミーリング加工を1台で行う複合加工機にレーザ金属積層造形技術であるアディティブマニュファクチャリング(以下AM)を融合したレーザ金属積層造形機「LASERTEC 3000 DED hybrid」を開発した。

5軸加工機ベースに旋削、ミーリング、金属積層造形を融合し、工程集約を実現。同製品はコンパクト設計ながら、大型ワークの積層に最適で、φ400㎜×1321㎜までの積層に対応する。金型や半導体エレクトロニクス、医療、航空宇宙向けに、年10台の販売を目標としている。

主な特長は1台の機械に旋削・ミーリング・金属積層造形に融合。X・Y・Zの直線軸とB軸(旋削/ミーリング主軸)、C軸(右主軸/左主軸)による同時5軸加工を実現。最大積層ワークサイズは、φ400㎜×1321㎜(B軸90度の場合)、AMヘッドを旋回させるとφ670㎜×932㎜の端面積層も可能だ。また、コンパクト設計で幅6876㎜(工具収納本数38本)、奥行き4510㎜。

高性能AMヘッドは旋削/ミーリング主軸にAMヘッドを搭載し、金属粉末とレーザを同時に照射。パウダーノズルはコーティングに最適なコアキシャルノズルを搭載し、レーザ出力3kW、スポット径も3㎜と1・6㎜に交換できる。AMヘッドを使用しない場合はヘッドストッカに収納する。

積層技術も多種多様で、長尺ワークのメッキ加工など耐腐食、耐摩耗性のコーティングやワンチャッキングで破損個所の切削から積層、同時5軸加工での仕上げ、必要な箇所のみ積層し、材料費を削減、プレス金型などワンチャッキングで異なる材料・硬度の造形を行い、リードタイムを短縮など金型での活用方法も豊富。

溶融点の温度測定やノズルと溶融点までの距離の監視など最適な金属積層をアシストする「AM Assistant」機能で効率的な稼働をサポートするほか、数多くのメンテナンス機能も搭載し、ユーザーに使いやすさを訴求している。

 積層造形市場は近年飛躍的に成長しており、金型や半導体エレクトロニクス、医療、航空宇宙など様々な分野で導入が進んでいる。造形機の増加により金属粉末材料や造形品の市場も拡大し、多品種少量生産型の生産形態が増えることから、金属積層造形やコーティング、欠損箇所の補修などの付加加工と切削除去加工の工程集約のニーズが高まっている。

金型新聞 2021年12月10日

関連記事

つながる、運ぶ、測る
広がる金型づくりのスマート化

 新しい技術を活用して製造プロセスを効率化する、金型づくりのスマート化が広まっている。IoT(モノのインターネット)技術で機械の稼働状況を監視・分析したり、様々なサービスを提供したり、無人搬送車(AGV・AIV)でワーク…

三協オイルレス工業 プレス金型用カムユニットを発売

ワークとの干渉回避 三協オイルレス工業(東京都府中市、042-364-1471)はこのほど、既存のカムユニットに比べカムドライバの位置を大幅に下げたロングレックタイプのプレス金型用カムユニット「SACTFR」を発売した。…

ナガセインテグレックス 設置面寸法1/2の平面研削盤を発表

高能率でコンパクト ナガセインテグレックスは、JIMTOF2022出展機の第1弾として、新世代高精度門型平面研削盤「SGX—126」を開発、7月1日から発売した。中型金型プレートや精密部品の加工に最適。価格は5200万円…

武林製作所 マスクのほねが人気

息苦しくなく、メイク落ちない マスクの形を立体的に支えるマスクフレーム。歯ブラシのプラスチック金型メーカー、武林製作所(大阪府八尾市、072-998-1207)が開発した「マスクのほね」が人気だ。 一本のフレームで、不織…

電動化3種の神器に挑む
〜生産現場を訪ねて〜 ニシムラ(愛知県豊田市)

特集  次世代車で変わる駆動部品の金型(バッテリー、モータ、電子部品)  「自動車向けの金型を手掛ける企業は今後、バッテリー、モータ、電子部品、この3部品に携わっていないと生き残れない時代になる」と話すのはプレ…

トピックス

関連サイト