専任管理者が不要 シー・アイ・エム総合研究所(東京都目黒区、03・5745・1181)はこのほど、個別受注生産向けプロジェクト管理システム「Dr.工程Navi」をリリースした。同製品は、大日程とイベントのみで計画の立案が…
サンエール 3層放電ワイヤを発売
高精度・超高速加工
サンエールは、世界初の3層亜鉛構造を採用し、高精度・超高速加工を実現する放電加工ワイヤ「SPW+ε(イプシロン)」を3月から発売する。
真鍮を芯線としε—γ—βの3層からなる非常に厚い高濃度亜鉛層を有する。
最表層のε黄銅は、放電効率が高く、極めて高濃度な亜鉛層(亜鉛80%)で、且つ滑らかなワイヤ表面となっており、超高速加工でありながら、良質な仕上がり加工面を実現する。
これにより、一般的な真鍮線と比較し加工面の劣化なく20%程度の加工速度アップが期待できる(真鍮線標準条件)。同社では「仮に真鍮線比でワイヤ単価が1.5倍であっても、ワイヤ消費量低減、加工時間の短縮に伴う稼働費削減によるコストダウンに加え、増産効果により大幅な利益向上を期待できる」としている。価格は、1㎏当たり1800円前後の予定。
SPW+εを使用した場合の真鍮線比での速度の上昇率、及び製品価格等の諸条件を入力する事で利益の推移を簡単に試算できる、「利益シミュレータ」をWEB上に開設しており、誰でも採用効果を確かめることができる。ワイヤの消費量・生産数量の変化等、具体的な数値明細も算出・明示しており、結果をプリントアウトする事で改善提案書に活用することもできる。
詳細は、同社ホームページへ。
金型新聞 2022年3月10日
関連記事
自動車を軽量化するために近年、ボディに鋼板ではなくアルミニウムを採用するなど素材の置換えが進んでいる。しかしアルミニウムは軟質で融点が低く、塑性加工中に凝着しやすい。それを解決するカギの一つがコーティングだ。近年適用が増…
高能率でコンパクト ナガセインテグレックスは、JIMTOF2022出展機の第1弾として、新世代高精度門型平面研削盤「SGX—126」を開発、7月1日から発売した。中型金型プレートや精密部品の加工に最適。価格は5200万円…
高速・高精密積層加工を実現 ジェービーエムエンジニアリング(大阪府東大阪市、06-6744-7331)は積層専用CAM「ADDITIVE MASTER LUNA」に、新機能「リアルタイムプロセスコントール」を追加した…
錆など母材傷付けず除去 中国・深圳JPTオプトエレクトロニクス社の日本法人、日本JPT(横浜市港北区、045-534-8568)が金型向けにレーザークリーニング装置の販売を強化している。昨年からレーザー出力100Wタイプ…