魂動デザインなど独自の哲学で「走る歓び」を追求するクルマづくりに取り組むマツダ。金型はそれを実現するための極めて重要なマザーツールだ。なぜ社内で金型を作り続けるのか。金型づくりを進化させるため取り組むこと、これから目指す…
アイユーキ技研 独自の型開き制御装置を開発
アイユーキ技研は金型のロック、アンロック動作を安定して確実に行えるよう、機械式のプラスチック金型用の型開き制御装置を自社開発した。
従来のアンロック動作はスプリングに頼っており、スプリングが戻らずに爪部分が引っ掛かり、アンロックできないケースがあった。
同社が開発した「ユーキロック」は金型のロックを解除する際、リリースバーの先端形状によって強制移動させる完全機械構造となっており、バーの抜き差しで必ずアンロックできる。また、型閉めの順序に関係なく作動するほか、スライドロックとカムロックが固定されており、稼働側が開き始めてもパーティングラインが開くことがない。
同社は今年7月に開催されるインターモールド名古屋に出展し、新製品を展示する予定。
会社概要
- 住所:大阪府八尾市上尾町6‐19‐1
- 電話:072-999-5414
- 代表者:西村勝利社長
- 事業内容:プラ型用開き制御装置の製造販売(射出成形金型用部品)金型用部品・機械部品の製造・販売
- 従業員:15人
- 設立:1999年
金型新聞 2022年5月10日
関連記事
2月17日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で、2年ぶりに金型シンポジウムが開催される。「新たな社会環境・新たなステージ・新たな価値を創造 関西からの発信」をテーマに、自動車部品メーカーによる基調講演や、金型メー…
金属3Dプリンタを使った金属積層技術(AM技術)は様々な分野で広がっている。代表的なものは航空宇宙、医療、自動車で、さらに多方面へ拡大することは間違いない。そこで金属3Dプリンタを活用した次世代の金型づくりの可能性を探…
自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマは設立50周年を迎えた昨年度、新たな中期経営計画をスタートした。その3カ年のプロジェクトは金型製作期間を半減するなど競争力の再強化を目指す。EV化が加速するなど取り巻く経営環境…
金型は量産の道具 理解するマスターが必要人材発掘が経営者の仕事 「金型は量産のための道具である」と長年言い続けています。金型というものの本質がそこにあると思うからです。お客様は金型が欲しいわけじゃない。金型を使って効率…