金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

05

新聞購読のお申込み

松浦機械製作所 ハイエンドMCを刷新、高速・高精度に金型加工

松浦機械製作所は、ハイエンドのリニアモータ立形5軸制御マシニングセンタ(MC)「LF‐160」をモデルチェンジし発売した。主軸振動を大幅に低減したほか熱変位補正機能を拡充し、高速回転領域における加工精度を高めた。電子機器の金型などで微細・精密化が進む中、そうした金型加工のニーズに応える。

主軸は、軸受の配置やバランスなどを見直し、主軸振動を従来と比べ約65%低減。面粗さRa0・1μm以下を実現した。熱変位は、予め様々な変位パターンをAI(人工知能)に学習させたデータにより加工時のXYZ各軸の変位を補正する。これらの要素により、高速回転(最大4万6千回転)時や長時間連続運転において安定した加工精度を実現する。

剛性の高い30番主軸を搭載し、荒加工から微細加工まで幅広い工程を1台で対応。オプションで工具を最大338本、パレットを最大91枚搭載でき、金型部品や電極などの変種変量生産・長時間無人運転もできる。また、5軸加工の衝突防止機能や、稼働状況監視機能を標準搭載。クーラントを自動で管理、補充するシステムをオプションで選べるようにもした。

「LF‐160」は、高精度立形リニアモータMC「LXシリーズ」の一つ。「LXシリーズ」のモデルチェンジは11年ぶりで、金型の微細加工に対応するハイエンド3軸機「LV‐500」、金型から部品加工まで幅広く対応する高精度5軸機「LX‐160」、高精度3軸機「LM‐500」も同時に発売した。

電子部品などの金型に需要を見込み、今年11月に開催されるJIMTOF2022にも出品する。

金型新聞 2022年6月9日

関連記事

ワンパスでミリ単位の加工が可能な研削技術【金型テクノラボ】

精密金型の製造では、エンドミルでの切削やワイヤー放電加工の後に成型研削を行うのが一般的。しかし、研削量が少なく加工に時間がかかるのが課題だった。本稿では、ワンパスでミリ単位の材料除去を可能とする「クリープフィード研削技術…

【金型テクノラボ】金沢大学設計製造技術研究所 金属3Dプリンタによる離型剤浸透金型の製作

金属3Dプリンタを用いた金型製作は、冷却水管の自由設計や複合工作機械による製造工程の短縮など、航空宇宙や医療と並ぶ3Dプリンタの特長が活かせる有力な分野だ。本稿では、3Dプリンタによる微細穴の造形技術を応用し、内部から離…

ジェイテクトファインテック 難加工材の精密せん断加工技術を確立

ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトファインテック(栃木県宇都宮市)は培ってきた高精度な金型加工技術を活かし、高炭素鋼(SUJ2材)やステンレス材(SUS材)など難加工材に対応する高精度な精密せん断加工技術を確立…

双葉電子工業 ECサイトで簡易設計

切削加工品の見積もり、発注を効率化 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475-24-1111)はこのほど、電子商取引(EC)サイト「フタバオーダーサイト」で6面体プレート材料の切削加工品を見積もり、発注できるサービスの提供を…

パンチ工業 金型用粉末合金を開発

 道工技センターと共同研究 パンチ工業(東京都品川区、03-6893-8007)が、金型用粉末合金の開発に取り組み始めた。今年6月、北海道立工業技術センター(道工技センター、北海道函館市)と共同研究契約を締結。同センター…

トピックス

関連サイト