金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

15

新聞購読のお申込み

日本精機 水管内部の形状を崩さない化学研磨液を開発

日本精機(愛知県名古屋市、052-736-0611)は、金属3Dプリンタで造形した水管内部の形状を崩すことなく、面粗度も改善できる化学研磨液「N FCP100」を開発した。プリンタで造形した金型以外の水管研磨にも有効で、新たな水管の研磨方法として拡販する。

金属3Dプリンタによる利点として、自由水管による冷却効果の向上がある。しかし、自由な形状なだけに水管内部の処理が難しく、「バリ、面粗度の悪いところから品質が悪化し、金型のトラブルにつながることがあった」(松原雅人常務)。

これまでよく使われてきたのは流体研磨。ただ、流体を流す方向などによっては、バリが除去できなかったり、形状を損ねたりすることもあったという。

NFCP100は同時に開発した装置を使い、水管内部を循環させるだけ。砥粒などによる物理的な研磨を行わないので、内部の面粗度向上はもとより、形状を崩さず、研磨できる(写真)。

ある自動車メーカーでは、金属3Dプリンタで造形したシリンダブロックのウォータージャケット入子に採用。その効果を検証するためのトライを開始した。

また、同研磨液はプリンタで造形した金型以外にも効果を発揮する。松原常務は「ダイカスト金型の水管の研磨で困っている顧客に提案していきたい」としている。

金型新聞 2023年1月10日

関連記事

類似のCADを検索<br>NTTデータエンジニアリングシステムズ

類似のCADを検索
NTTデータエンジニアリングシステムズ

金型向けクラウド新版  NTTデータエンジニアリングシステムズ(東京都大田区、03-5711-5331)はこのほど、金型向けのクラウドサービス「Manufacturing—Space(MS)」の最新版のサービスを開始した…

オークマ 「ECO suite plus」で高精度と環境対応を両立

オークマは、「サーモフレンドリーコンセプト」と2014年に実用化した「ECO suite」で実現している高い加工精度安定性と省エネ(CO2排出量削減)を両立するコンセプトはそのままに、脱炭素化社会の実現に向けて機能を強化…

カメラ内蔵金型による±5μm位置決めプレス サンコー技研【金型テクノラボ】

電子回路を組み込んだフィルム基板やICカードなどの精密打ち抜きで、大きな課題となるのが板材の位置決め。しかしプレス加工を手掛けるサンコー技研は、金型に内蔵したカメラとロボットにより±5μmの精度で位置決めしてプレス加工す…

カナック 樹脂金型向け新処理

1.3〜1.6倍の表面硬さ 窒化処理などを手掛けるカナック(静岡県藤枝市、054-644-7988)はこのほど、低クロム鋼向け新処理「EVOLK(エボルク)」を発売した。既存処理に比べ、表面硬さが1.3~1.6倍ほど向上…

部品調達の効率を向上
ミスミ

meviy(メヴィー) ミスミの公式製品紹介・お問い合わせは、こちらから 現場の課題  2020年4月から働き方改革関連法の時間外労働規制のルールが中小企業に対しても適用されるようになり、各社対応に迫られている。生産性向…

トピックス

関連サイト