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入野機工が内面研削の新機種を発売
初心者でも使い易い汎用機
内面研削盤メーカーの入野機工(埼玉県川口市、046・874・7444)はこのほど、「汎用精密内面研削盤IIGシリーズ」を発売した。累積販売台数が3100台超の実績を誇る「YIGシリーズ」をリニューアル。ミクロン単位の高精度加工が可能なことに加え、タッチパネル式制御盤やドレッサー装置のデジタル位置決め機能などを標準搭載し、使い勝手を向上させた。
同製品は、三菱電機のシーケンサーを搭載し、タッチパネルから直感的に操作できる。熟練者でないと難しい汎用機の操作をデジタル化することで、初心者でも分かりやすい設計とした。切り込み位置と電流値のログを残すことができるため、生産管理や品質管理で必要なログ保存も可能だ。

また、ドレッサー位置と砥石の位置決めが1ミクロン単位で簡単に調整できる。手作業で目盛り設定を行う際、バックラッシュによるハンドル数値との誤差をなくすことが難しく、調整作業には熟練者の技能が必要だった。しかしドレッサー装置のデジタル位置決め機能により、ボタンを押すだけで誰でも簡単に位置決めができる。
砥石軸インバーターも搭載。砥石軸の回転スピードを調整し、最適な砥石軸の回転数を探りながら研削できる。
「YIGシリーズ」は、ミクロン単位の高精度加工が可能で、超硬などの難削材加工に適している。自動車部品や産業用機械、航空機産業など幅広い用途で利用されており、特に歯車メーカーでの導入実績が多い。一方で熟練者以外が使うには、ハードルが高い汎用機だった。「未来にこの機械を残すため、デジタル機能などを標準搭載し、若い世代にも使ってもらえるようにした」(入野紀子社長)。
今後について入野社長は「NC機能を搭載した内面研削盤のラインアップを増やす予定だ。ロボットと組み合わせた自動化で、大量生産にも対応できるようにしたい」と話した。
金型新聞 2023年8月10日
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