2本レーザーで高い生産性 NTTデータザムテクノロジーズ(東京都港区、03・6433・0577)は7月から、2本のレーザーを持つ金属3Dプリンタの販売を開始した。1本のレーザーの従来機に比べ、高速で造形できるため、部品単…
ソディック 情報伝達の自動化、ハードつなげる提案も【特集:金型づくりを自動化する】
自動化の仕組みづくりを支援
ソディックはハードだけでなく、工程間のさまざまなデータをつなぐ自動化の仕組みづくりを提案している。その肝となるのが、加工や計測プロググラムなどの「情報伝達を自動化する」(プロダクションイノベーションセンターの津田裕樹センター長)ことだ。

型彫放電の工程ではデータが散在してしまうことは多い。例えば、電極CAD、切削CAM、測定用、放電加工のプログラムなど異なる部署で作成するため、そのすり合わせ作業時に、ミスやロスが発生しやすい。
ソディックが提案する「工程間自動化ソリューション」では、こうした散在しがちなデータを集約し、放電加工の設計から加工、計測までをつなぎ、「情報伝達の自動化」を可能にする。
具体的には、シーメンスのCAD/CAM「NX」で、電極設計CAD、切削CAM、計測用CAM、放電加工条件の設定など放電加工に必要なデータを全て作成。そのデータ全てQRコードで紐づけする。
電極にQRコードを貼付し、ワークの高さを測れば、後工程のデータの流れは自動だ。マシニングセンタ(MC)による電極製作、電極の三次元計測、補正が必要な場合は自動で補正し、放電加工までを行う。
ここまでの一連のデータは全てQRコードで管理されているため、人が介在することがない。工程間の連携によるミスの削減や、すり合わせの無駄を省く。制御する仕組みは協力先のシステム会社のソフトを活用した。

津田センター長は「データを自動でつなぐ仕組みを構築したうえで、ハードの自動化を考えるほうがいい」と話す。「ハードありきで考えると、投資負担も大きく、ロボットのスペースが取れないなどのさまざまな制約が発生しかねない」からだ。
こうした仕組みづくりだけでなく、要望があれば、ハードをつなげる自動化の提案も行う。MCや放電、三次元測定を協働ロボットとAMRでつなぐことも可能のほか、FMSのラインを構築することもサポ—トする。
「NXだけでなく、他のソフトで製作したデータや既存設備を使った連携もできるのが特長。今後はハードだけでなく、自動化の仕組みづくりの提案を強化していく」(津田センター長)。
金型しんぶん 2025年7月10日号
関連記事
ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、超硬コーティングソリッドドリル「ストライクドリル」に、穴あけと面取り加工が一度にできる面取り刃付きタイプを追加し、発売した。 穴あけと面取り加工が一度にできる…
従業員が満足して働ける、働きやすい魅力的な職場を作ることで、多様な人材が企業に集まってくる。そうして集まった人材は、長く会社にいて力になってくれる。そんな考え方から独自の社内制度を設け、活用する企業は多い。では、金型メー…
設計・解析ノウハウ中国で蓄積 ギガキャストで先行する中国でギガ向け金型を製作し、そのノウハウをベースに国内でのギガ関連の需要開拓を狙うのが共立精機だ。構想段階からの設計相談や解析などの技術サポートを提供する一方、国内では…
「エクセスハイブリッドⅡ」新版 C&Gシステムズは、プレス金型に適したCAD/CAM「エクセスハイブリッドⅡ」の新版「V4・1」を2月に発売した。2次元(2D)データでの設計に長けた技術者でも3次元(3D)デー…


