金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

10

新聞購読のお申込み

ALPHA LASER ENGINEERING 高温溶融ダイカスト向け溶接棒を販売

タングステン含有で焼付き防止

レーザー溶接機やメンテナンスなどを手掛けるALPHA LASER ENGINEERING(愛知県一宮市、0586・52・7133)は高温溶融アルミダイカスト用溶接棒「ALW」(TIG・レーザー)の販売を開始。国内でも需要が高まるメガやギガキャストの溶損や焼き付けなど金型補修用に最適で、今年1月には下盛材の販売も始め、高温なギガキャストの耐ヒートクラック対策に技術提案する。

市川修社長は「ギガキャストは一般的なアルミダイカストに比べ溶解温度が150度ほど高い850度前後と想定されており、従来の溶接棒では高温なアルミが溶接棒に焼き付きやすい」と課題を指摘。それに対し「ALW」はタングステンを50%含有。タングステンとアルミの親和性は低く、焼き付き防止に最適だ。タングステン以外に鉄やニッケル、カーボンを含み、肉盛り溶接後の表面処理も可能で、タフトライド処理やガス窒化など表面処理を施し、表面硬度を上げることもできる。

ALW溶接棒の寸法は、棒径1・5㎜と3・0㎜、棒長は約500㎜。

「今年1月から下盛材の販売を始め、ギガキャストの課題である耐ヒートクラックに対応する」と市川社長。損傷した部分を除去後、コバルトフリーの下盛材で溶着させ、その上からAWLで肉盛り溶接することで表面硬度を上げるヒートクラック対策を提案。ALWの加工性も良好で、仕上げ切削加工も容易に行える。

今後は2500tクラスの大型鋳造を手掛けるダイカスト部品メーカーで技術検証を行う予定だ。市川社長は「溶接に関する技術的なテストや検証は金型溶接を手掛ける愛知溶業で随時行っており、ユーザー各社の課題ごとに対応し、解決できるように尽力したい」と語る。同社には技術顧問として溶接工学を専門とする冨田正吾氏も在籍。ALPHA LASER社製レーザー溶接機での自動化対応など新たなニーズに応える研究を始めた。

金型新聞WEB限定

 

 

関連記事

マイクロリンク LED電球の販売開始

 工場向けIoTサービス「IoT GO」を手掛けるマイクロリンク(名古屋市西区、052-688-0521)はこのほど、LED電球の販売を始めた。同社は国内メーカーとタイアップし、高品質かつ低価格な商品をラインアップし、販…

加工液から手荒れ守る
トリオ商事

保護クリームを販売  トリオ商事(愛知県瀬戸市、0561-83-6711)は皮膚に塗布することで角質層に目に見えない強力な保護膜(バリア)を作り、研削液や切削液による手肌の荒れを守る皮膚保護用クリーム「ハイテモール」を販…

成形不良を出さない生産システムの確立
岐阜大学 王志剛副学長に聞く、スマート金型開発の行方

 岐阜大学が2018年に3カ年の研究開発である「スマート金型開発拠点事業」を始めた。労働人口減少時代を想定し、従来にはない高効率な生産システムの確立を目指し、金型を使った量産システムの不良率ゼロを目標に掲げる。同事業は文…

鈴木 車載向け部品が好調 22年6月通期決算

鈴木の2022年6月期通期決算は売上高が234億1000万円(前年度327億800万円)だった。収益認識に関する会計基準の適用で前年同期比は公表していないが、適用外の金型事業の売上高は15億3600万円と前年同期比12%…

J-MAX 連結では増収増益 22年4-9月期決算

J‐MAXの2023年3月期 第2四半期の決算(連結)は、タイにおける活動制限緩和に伴う内需拡大により生産・販売ともに前年同期を上回ったものの、中国では半導体不足・上海ロックダウンなどにより大幅に減少。日本でも依然、生産…

トピックス

関連サイト