国内でのメガ金型供給へ 小出製作所(静岡県磐田市、0538・37・1149)は11月15日、7月に業務提携したSF Tooling Group社(SF社)との協定調印式を開いた。ギガやメガキャスト向けの金型で協業し、再来…
ALPHA LASER ENGINEERING 高温溶融ダイカスト向け溶接棒を販売
タングステン含有で焼付き防止
レーザー溶接機やメンテナンスなどを手掛けるALPHA LASER ENGINEERING(愛知県一宮市、0586・52・7133)は高温溶融アルミダイカスト用溶接棒「ALW」(TIG・レーザー)の販売を開始。国内でも需要が高まるメガやギガキャストの溶損や焼き付けなど金型補修用に最適で、今年1月には下盛材の販売も始め、高温なギガキャストの耐ヒートクラック対策に技術提案する。
市川修社長は「ギガキャストは一般的なアルミダイカストに比べ溶解温度が150度ほど高い850度前後と想定されており、従来の溶接棒では高温なアルミが溶接棒に焼き付きやすい」と課題を指摘。それに対し「ALW」はタングステンを50%含有。タングステンとアルミの親和性は低く、焼き付き防止に最適だ。タングステン以外に鉄やニッケル、カーボンを含み、肉盛り溶接後の表面処理も可能で、タフトライド処理やガス窒化など表面処理を施し、表面硬度を上げることもできる。

ALW溶接棒の寸法は、棒径1・5㎜と3・0㎜、棒長は約500㎜。
「今年1月から下盛材の販売を始め、ギガキャストの課題である耐ヒートクラックに対応する」と市川社長。損傷した部分を除去後、コバルトフリーの下盛材で溶着させ、その上からAWLで肉盛り溶接することで表面硬度を上げるヒートクラック対策を提案。ALWの加工性も良好で、仕上げ切削加工も容易に行える。
今後は2500tクラスの大型鋳造を手掛けるダイカスト部品メーカーで技術検証を行う予定だ。市川社長は「溶接に関する技術的なテストや検証は金型溶接を手掛ける愛知溶業で随時行っており、ユーザー各社の課題ごとに対応し、解決できるように尽力したい」と語る。同社には技術顧問として溶接工学を専門とする冨田正吾氏も在籍。ALPHA LASER社製レーザー溶接機での自動化対応など新たなニーズに応える研究を始めた。
金型新聞WEB限定
関連記事
自動車の電動化などによって部品メーカーは大きな変化に迫られている。車載用のプラスチック部品もその一つ。コネクタの狭ピッチ化、耐熱性の高い樹脂の採用などによって、金型や成形技術は高度化している。コネクタをはじめとする車載…
モーターコアの大型化に対応 モーターコア用の金型などを手掛ける黒田精工(川崎市川崎区・044・555・3800)は世界最大級のプレス機の本格稼働を開始した。モーターコアの複雑化で大型化する金型に対応する。複雑なモーターコ…
独自のボタンダイ開発 プレス金型メーカーのハルツ(横浜市金沢区、045-783-8601)はこのほど、抜き加工のカス上がりを防ぐボタンダイを開発した。ダイの内径にボールプランジャーや凸材を埋め込み、抜きカスが上がるのを…
プレス金型や量産を手掛ける伊藤製作所(三重県四日市市、059-364-7111)は伊藤竜平氏が代表取締役社長に就任し、伊藤澄夫社長は代表権のある会長に就いた。 伊藤竜平氏は1976年生まれ、三重県出身。99年に同社へ入社…
