NPOアジア金型産業フォーラムは1月27日、オンラインで脱下請けの現状と展望について講演会を開く。講師は日本金型工業会で学術顧問を務める横田江悦二郎氏で、「日本のものづくりは世界一=日本の金型は世界一」をテーマに講演する…
ダイカスト協会 創立70年の節目祝う
日本ダイカスト協会(蔦昌樹会長、蔦機械金属社長)は5月19日、新横浜プリンスホテル(横浜市港北区)で創立70周年記念式典を開いた。正会員、賛助会員、来賓などの約220人が出席し、節目を祝った。

蔦会長は冒頭、官界や学会、会員などにこれまでの感謝を述べ、「日本のダイカスト産業は日本の産業発展とともにここまで来たと言っても過言ではない」とあいさつ。産業を取り巻く環境変化に触れ、「変化を乗り越えていくためにカーボンニュートラルや取引環境の適正化、技術開発などに取り組んでいかないといけない」と語った。
来賓祝辞では経済産業省の田中一成審議官が登壇。「ダイカスト業界が世界的な競争力を持つ業界へと発展したのは、貴団体と関係各位の尽力の賜物」とねぎらい、「わが国がものづくりの世界的な拠点であり続けるためには、日本のものづくりを支える皆さまの持続的な発展が不可欠だと確信している」と述べた。
業界の発展に貢献した功労者に表彰状や感謝状が贈呈された。受賞者を代表し、経済産業大臣賞を受賞した蔦会長が「今後は変化していくグローバル市場において、業界全体の発展を目指して取り組んでいきたい」とあいさつした。

同協会は1955年に日本ダイカスト工業会として創立し、59年に日本ダイカスト協会に改組した。現在、組合数は正会員が184社、賛助会員は219社を数える。
同日に開かれた通常総会では、2024年度事業報告書や25年度事業計画書並びに収支計画書など全議案が承認された。理事補欠選任では、アイシン軽金属の伊勢呂考史氏が選任された。
金型しんぶん 2025年7月10日号
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