金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

23

新聞購読のお申込み

型青会 日本ツクリダスの工場を見学

多品種少量の部品や金型、紙とシステムで効率化

全社員が生産管理ソフトで情報共有
清水一蔵会長
角野嘉一社長

日本金型工業会西部支部の若手会員でつくる型青会(清水一蔵会長・福井精機工業社長)は6月16日、アナログとデジタル技術によって多品種小ロットの金属部品や金型部品を効率良く生産する、日本ツクリダス(堺市南区)の工場見学会を開いた。

日本ツクリダスが手掛ける金属部品や金型部品はそのほとんどが短納期。500社以上の企業と取引があり、毎月600~900件を受注する。協力企業に外注もするが、全受注の約30%を社内で加工する。

多品種小ロットで短納期—。それに対応するために活用するのが自社開発した生産管理ソフト「エムネットくらうど」などデジタルツールだ。材料の入荷、粗加工、仕上げ加工、品質検査。それらの工程が完了するごとに伝票のバーコードを読み取る。

読み取った情報は「エムネットくらうど」に反映。全ての仕事の進捗はガントチャートでも表示する。特に、短納期に対応するため、納期が間近に迫る仕事を優先して目立たせる。

企画開発部広報の井上光樹氏は「エムネットくらうどの情報は全ての部門、全社員が共有している。その情報をもとに納期に間に合うように社内で助け合う。まさに短納期対応のカギを握っている」と話す。

ただ、仕事の全てをデジタル化にはしない。工程から工程へと仕事のバトンタッチする際は今なお紙の伝票を使う。角野嘉一社長は「仕事を『伝える』『優先順位を理解する』『共有する』などは紙の方が便利。紙(アナログ)とソフト(デジタル)の連携が大切」と強調した。

清水会長は、「様々な取り組みに挑戦されていることにとても刺激を受けた。この工場見学会で知り、感じことを今後活かしていきたい」と語った。

金型新聞 2022年7月1日

関連記事

金型工業会西部支部 「働き方改革の取り組み」をテーマにセミナー開催

日本金型工業会西部支部は4月27日、Web会議方式(Zoom)でのセミナーを開く。計装用継手やレーザー加工機用ノズルを手掛ける群協製作所の遠山昇社長が登壇し、「7年間で売上高2倍!優秀な人材確保のための働き方改革」をテー…

NPOアジア金型産業フォーラム 脱下請けの現状と展望 1月27日オンラインで

NPOアジア金型産業フォーラムは1月27日、オンラインで脱下請けの現状と展望について講演会を開く。講師は日本金型工業会で学術顧問を務める横田江悦二郎氏で、「日本のものづくりは世界一=日本の金型は世界一」をテーマに講演する…

日本金型工業会 ドイツ企業と意見交換

デジタル化、技術開発に力 独企業、金型のリモート立ち上げ 日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は3月19日、オンラインで金型メーカーを中心としたドイツ企業との意見交換会を開催した。日本から3社、ドイツから6社が参…

事業再構築補助金

 3月26日から公募が開始された「事業再構築補助金」。1兆1485億円の予算が計上され、1社あたり最大1億円の補助が受けられる大型補助金として金型メーカーからの関心も高い。今回は特に“新規性”が重視されており、そこをいか…

高知県が工業団地建設 入居募集を開始

高知県は南国日章産業団地に入居する企業の募集を開始した。また、2022年度の完成を目指し、高知市と高知市布師田団地(仮称)の建設も進めている。募集に関する問合せは088-823-9693、高知県商工労働部企業誘致課まで。…

関連サイト