照度計などを手掛ける東京光電(東京都足立区、03-5613-7555)が、離型剤希釈倍率計の拡販に注力している。ダイカスト・鋳造メーカーなどを中心に提案を強化。これまで正確に把握することが難しかった離型剤の希釈率や液濃度…
Elimu It Support 業務棚卸を生成AIで負担軽減
膨大な情報収集・確認作業を短縮
自立支援型ITコンサルティングを手掛けるスタートアップ企業のElimu It Support(大阪市西淀川区、06・4400・0867)は中小製造業向けに業務棚卸、プロジェクト計画、ツールベンダー相談、人材教育まで一気通貫でのサポートを行う。昨今、人手不足の解決や生産性向上を図るため、DX化を進める企業が増えているものの、業務フローの作成やどのようにDX化を図ればよいか、自社に最適なシステムは何かなど円滑に進めることが困難と感じる企業に対し、DX化のサポート事業を立ち上げ、製造業の課題解決を促進する。
金型業界では人手不足や生産性向上を図るため、生産管理システムや基幹システムの刷新に取り組む金型メーカーが増えているが、大きな足枷となっているのが導入前の業務棚卸だ。部署や工程ごとの仕事の流れを調べ、業務フロー図や業務一覧を作成するのに、時間と手間(手作業)がかかる上、専門的な業務内容であるためシステム業者と意思疎通を図ることが難しく、システム化を断念する企業も少ないと聞く。
同社のサポートは実際に作業を管轄する各部署(工程)の責任者が生成AIを活用して業務一覧表を作成するための伴走支援を行う。責任者は作業工程を把握しているため随時行う確認作業を削減できるほか、業務フロー図を作成せず一覧表の作成に絞ることで作成期間の短縮を図る。
また、生成AIの活用はWEBセミナー(月4回)を交え、担当者が使いこなせるように指導。月ごとに進捗状況や問題個所も洗い出し、3カ月をメドに完成する計画だ。水谷佳子社長は「業務フロー図をあきらめ、一覧だけでシステム導入は十分可能。一覧の作成自体はお金を生む作業ではないため、短期決戦で効率的に結果を出せるようにサポートする」と語り、前職である金属加工業の経験を活かし、製造業のスムーズなDX化を図る。
また、業務棚卸は局所的ではなく全社的な実施を推奨する。「局所的では全体とのつながりが少なく改善効果が出にくい場合もあり、全社的な業務棚卸を行うことで業務内容の再編・見直しがしやすく、DX効果が期待できる」と水谷社長は話す。業務棚卸後は再編までのプロジェクト計画やツール導入、導入後のマニュアル整備やシステムを使いこなす人材育成までを一貫でサポートし、中小製造業のIT化を支援。
業務棚卸プロジェクト実行3カ月セミナーは計画立案も含め140万円~(対象10部署以内)で、「リスキリング補助金の活用で費用を抑えることができ、無料デモ体験も行っている」と語った。
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